大会名 「長谷川恒男CUP」第11回日本山岳耐久レース
開催日・天候 2003年10月25日(土)〜26日(日)
開催地 東京都あきる野市及び西多摩郡一帯
部門 71.5kmのみ
参加者 酒好きランナー
コース概要 五日市会館前スタート〜今熊神社〜市道山分岐(795m)〜醍醐丸〜生藤山(990m)〜土俵岳(1005m)〜三頭山(1527m)〜大岳山(1266m)〜御岳神社(929m)〜金比羅尾根〜五日市会館ゴール
(制限時間24時間)
参加賞 KappaTシャツ(完走者のみ)
コメント 10月25日10:30頃に東京都あきる野市の大会会場へ入りました。受付の前にまず、必携備品(雨具・防寒服・ヘッドランプ・予備電池・行動食・水2リットル)のチェックを受けます。
防寒服は明確な規定がありません。参加者本人が「これで、防寒できる」とすれば構わないようです。私の場合、mont-bellの登山用フリースとニューバランスのヤッケを携行しました。また、雨具として上下のレインウェアを携行しましたが、これもゴアテックスなので防寒にも使えます。
結局、使用したのはフリースだけでした。長袖のTシャツでスタートしましたが、夜中に寒くなったので、Tシャツの下にフリースを着ました。
次に行動食ですが、これも明確な規定はありません。「走りに良いから」「身体に良いから」と言って、食べ慣れない物を持っていてもお腹を壊すだけです。私は事前に勤務先で「カロリーが高すぎて、糖分も高くてコンパクトな食べ物は?」「カロリーが高くて、塩分が高くてコンパクトな食べ物は?」と同僚たちに尋ねていました。健康に悪くて、普段は口にできないような物と付け加えて・・・。
結局、出てきた答えは前者の場合、チョコレート。後者の場合はサラミソーセージでした。
携行した食料はこの2つと、コンビニのおにぎり2ヶ、チョコクリームの入ったパン1ヶ、ゼリーバー2ヶ、キャンディ(最近の糖分控えめ商品ではない、砂糖たっぷり使用の物)です。
水2リットルを含め、総重量は5kgオーバーとなりました。

13:00スタートの前に、スタート地点に参加者が集合。この時に気づいたのですが、この大会の参加者がランナーだけでは無いこと。どう見ても50〜60リットルも入りそうな巨大なザックを背負い、足下はトレッキングシューズに、服装はネルのチェックシャツ。まるっきり「登山」です。考えて見れば、この大会の主催者は東京都山岳連盟なので、解るような気がします。しかしこんな格好で本当に走るのだろうか?距離は71.5kmながら、急峻な上り下りがあるため、全行程を歩けば三十数時間は掛かるそうである。

☆スタート〜第一関門(浅間峠:22.66km地点)
13:00スタート。
スタート後、若干の下りの後、舗装路ながら急な登りが始まった。すぐに舗装路も消え山道になる。まずは7km地点の入山峠を目指す。標高は600m、スタートが170mなので、この時点で430m登ったことになる。ここからアップダウンを繰り返しながら、市道山(775m)醍醐丸(867m)連行峰(980m)を経て、三国峠(990.3m)に達した。ここで20km地点だ。この辺りで西側の眺望が開けて、夕焼けにくっきりとシルエットを映す富士山を拝むことができた。
ここから、さらにアップダウンを繰り返し、第一関門の浅間峠に到着した。到着時刻は17時25分51秒。
☆第一関門(浅間峠)〜第二関門(月夜見山第二駐車場:42.09km地点)
ここから、いよいよこのコースの醍醐味が牙を剥いてくる。
相変わらず、アップダウンを繰り返しながら土俵岳(1005.2m)丸山(1098.3m)西原峠(1158m)槙寄山(1188.2m)を越えた。ここから、一旦少し下った後、わずかな希望さえもうち砕くような急登りで三頭山(1527m)を目指す。岩を掴み、木にしがみつき登った。
登りきると、今度は恐ろしいほどの下り坂。一気に鞘口峠(1140m)まで約400mを駆け下りる。風張峠(1170m)を経て、第二関門の月夜見山第二駐車場(1147m)に到着。
到着時刻は22時25分1秒。
☆第二関門〜第三関門(御岳山929m:58.00km地点)
第二関門を出発して、すぐに急坂を下り、1030mの小河内峠まで下る。ここから、御前山(1405m)まで登る。この後も鞘口山(1142m)大岳山(1266.4m)を登る。大岳山だけが、唯一大きな岩がゴロゴロした山で、登りも下りも足にはかなりの負担となった。
御岳山(929m)まで、約340m岩を乗り越えて、鎖場を通り下った。
第三関門到着時刻 26日3時10分15秒。
☆第三関門〜ゴール(五日市中学校グラウンド)
第三関門通過後、直ぐにコースを間違えて時間をロスしてしまう。コースに戻り日の出山(902m)を目指す。ここでさらに、もう一度若干コースを見失う。
麻生山(794m)金比羅山(468m)を経て、やっとゴール。
ゴール到着時刻 26日6時14分53秒、所要時間17時間14分53秒。
この大会で両足の爪を2枚、剥がしてしまいました。
(酒好きランナー)
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
酒好きランナー 71.5km 17:14:53 399  
利用温泉  
その他 大会ホームページ:http://www.togakuren.com/11th-taikyu/11th-top.htm