大会名 第13回鱒渕マラソン大会
開催日・天候 2004年11月7日(日)・曇〜晴
開催地

鱒渕ダム(2003年4月撮影)
北九州市小倉南区大字頂吉 鱒渕ダム
部門 フルマラソン、ハーフマラソン
参加者 かんじ・・・フルマラソン
コース概要 鱒渕ダムの周囲に設けられたサイクリングコースを利用した周回コース(1周10.457q)。
ハーフは2周、フルは4周。
参加賞 ?? あれ?よく考えると何もなかったぞ。
でもショップ手伝い参加だったので弁当を頂いた(魚屋さんの弁当でおいしかった)
コメント 昨年は旭GAM参加だったので今年は嗜好を変えて鱒渕に来てみた。
小倉南ICから15分くらい走ると景色はすでに里山である。周りの山も結構高い。鱒渕ダムはいつ頃出来たのか知らないが、まわりの自然に溶け込んでいるところからかなり年数がたっているはずだ。ダムの外周道路路に植えてある桜やカエデの木もかなり大きい。舗装の端のほうは苔むしたところもあり雰囲気はいい。
例によってショップ参加なのでスタート直前までお手伝いで忙しいが、ふと見るとランナーに混じって山登りの格好をした人がたくさんいる。実は鱒渕ダムはこの地方を代表する山「福智山」の登山口だったのだ。今度来る時はトレイルランもいいかな?

フルのエントリーは345人。スタートはしたもののアップをしていないので体がランニング対応するまでに時間がかかった。最初の1周を過ぎてくるとヤレヤレ安定走行だ。キロ5分10秒くらいのペースか?
すると後ろからベテランランナー(どう見ても70代)に声をかけられる。
「あなたは今日何時間ぐらいでゴールするの?」
「ボクはまあ、練習してないけど…何とか4時間は切りたいですね。」(ホント正直な感想である)
「ほう〜。」
「じゃあ、あなたは」
と、今度は前を行く40代の女性ランナーに質問だ。
「私は去年4時間15分だったから今年は欲を出して4時間を切りたいですけどぉ。」
「そりゃあなた、ちょっとペースを落としたほうがいい。本気で走るのは最後の1周でいいんだから、スタミナ温存しないと持ちませんよ」
う〜む…さすがベテラン、言うことは普通でも言葉に重みがあるなぁ、と思っていると横から50代の男性ランナーが口を挟んできた。
「私はいつも3時間半くらいなんですが、今日は肋骨にヒビが入っているので完走が目標です。」
「なんと… そんなに無理しなくても。あなたも好きですねえ〜。」
「いや〜あ、実は最近会社をリストラされましてね。時間があるんで走ってたら歩道でふざけた小学生とぶつかってしまい、骨にひびが入ったんですよ。」
そんな会話をしながらゆっくり進んでいるとまた仲間が一人増えた。今度は30代の女性である。この人妙に足取りがしっかりしている。40代の女性にいろいろとアドバイスもしている。
「ともかく疲れてきても体の軸をしっかり保って走ることが大事ですヨ。最後まで丁寧に、丁寧に。」
しかしこの時点ではボクのまわりのランナーは誰ひとりとして彼女があの"原万里子"さんだとは気づいていなかった。
(参照:http://www.navitown.com/person/haramariko.html
その後ベテランランナーはさっさと先に行ってしまい。他の人もバラケてしまったが、なぜかボクは原さんと35キロ過ぎまで話をしながら並走させてもらったのだった。
「いやあ、練習しないとタイムはどんどん落ちていきますね。」
「大丈夫、大丈夫。タイムは気にせず楽しんで走りましょうよ。」

終わってみると何とか4時間は切ったもののフルの最低記録更新となった。平坦なコースでこれだから宇部だったら4時間半は確実だろう。でもそのぶん体へのダメージは少なかった。今の自分に合ったペースということだろう。
ともかくこれまでより終わった後の充実感があった。う〜ん、目からウロコかな?ちょっとの間でしたが一緒に楽しく走った皆さん、特に原万里子さんには感謝でした。

(かんじ)
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
かんじ フルマラソン 3:54:43    
利用温泉  
その他 会場付近には駐車場がありませんとのことだったが、スタート地点から1キロくらいの周回コースそばに駐車場と芝生公園があった。前の晩からテント泊で楽しむ手もある。
大会終了後、コースそばで見つけたキノコ(ヒラタケ)を採りに行った。こーゆーところだけはしっかりチェックしている。今シーズン初の収穫で、もちろん大好きなバターソテーにしていただいた。