大会名 第1回安芸太田しわいマラソン
開催日・天候 2010年9月19日(日)・晴
開催地 広島県山県郡安芸太田町
部門 88kmのみ
参加者 桜井,かんじ,サスケ,ハコさん
コース概要 安芸太田町(旧加計町・戸河内町・筒賀村)をほぼ1周する起伏の激しいコース。
温井(ぬくい)ダムスタート〜奥滝山峡(ここのみ未舗装路)〜県道11号〜国道191号〜深入山前〜餅ノ木・横川林道〜恐羅漢スキー場入口〜内黒峠〜三段峡入口〜戸河内市街〜龍頭峡(往復区間あり)〜井仁の棚田〜加計市街〜温井ダムゴール
ラストは,全高156mある温井ダムの堰堤を下から一気に階段で上る。ちなみにこの堰堤は,アーチ式ダムとしては国内第2位の高さとのこと(第1位は黒部第四ダム)。
参加賞 山椒魚の箸置き? バスタオル,トートバッグ,スーパーヴァーム2本,箸置き(?),温泉入浴券(当日のみ有効)など
前夜祭で抽選会実施。賞品は「太田川クラフトフェスタ」出展者からの協賛品(陶器や草木染など)
コメント 第1回安芸太田しわいマラソン88qの部にsakuraiさん,かんじさん,HAKOさんと出場しました。結果は10°39′50″で男子総合63位でした。皆様お疲れ様でした。
前日受付を実施している大会なので,土曜日の14時過ぎに受付を済ませ一旦帰宅し,諸準備を整えた上で20時30分に自宅を出て,21時30分過ぎに会場の選手第一駐車場に到着し車中泊としました。大会当日は3時頃起床し空を見上げると満天の星空で,天の川さえ見えました。これで本日も好天間違いなしで暑くなることを覚悟しました。4時に計測装置の着用のための受付が始まり,2基しかなかった仮設便所で雉撃ちを済ませました。この仮設便所には他の大会で見られる行列はありませんでした。5時を過ぎて山の端がわずかに白み始めましたが,スタート時間までに夜明けを迎えることはないことが分かりました。スタート地点ではsakuraiさんとHAKOさんとは話をしましたが,かんじさんにはお会いできませんでした。

深入山から望む恐羅漢山
(2008.11)
スタート前のセレモニーが終わったや否やいきなり号砲が鳴り,心の準備がないままにスタートしました。夜明け前で気温が低かったためか温井ダム堰堤を渡りきったところにある便所でいきなり小用を足す破目になりました。これが本日の躓きの基となるのですがその時は知る由もありませんでした。最下位にはならなかったものの,レース復帰後に私の周りの集団は,最初の上り坂で歩き出す人がいる体たらくで,とてもペースが合わないので無意識のうちにかなりペースを上げたようです。そして,大会パンフレットの地図に10qと描かれた地点に到達しましたが,距離表示の類(表示看板,路面ペイント)は皆無で,ペースの把握ができませんでした。そこからは,コース上唯一の未舗装道路を走りますが,これが中途半端に車両が通ることから轍掘れができ,トレイルコースのように平で走りやすいところがなく,思ったより脚を使ってしまいました。これが後の地獄の苦しみにつながっていきました。
その後も10q毎の距離表示は皆無だったので,エイドの数で代用します。未舗装道路を終えしばらく走ると路傍の気温表示が12℃でした。寒さが苦手の私にとっては早く気温が上がることを望みたくなりました。第4エイドを過ぎると蔵座高原への本格的な上りになります。本来上り得意な私ですが,ここでぞろぞろと後続の選手に抜かれていきます。第6エイドを過ぎ横川林道の下りに入ると早くも脚の疲れが顕著になってきました。そして,餅ノ木峠への急勾配で止めを刺されました。それでも何とか二軒小屋の第8エイドに全体の34番目に辿り着きました。ここから内黒峠までは勾配もやや緩やかになるので走っていましたが,峠直下の急勾配で歩きが入り,峠からの下りは走ろうとすると両大腿部に激痛が走るので仕方なく歩くことにしました。途中にあった短い上り返しの区間は走れたので,第1関門以降の平坦区間に期待して下り勾配を歩いていると,かんじさんが軽やかに抜いていかれました。
旧三段峡駅前の第1関門に着くと,それまで雲間に隠れることが多かった太陽が顔を出し気温が上がってきました。しかし,平坦区間に戻って脚も動くようになり龍頭峡の第2関門までは順調でした。ここでずっと先に行っていると思っていたかんじさんに再会しました。なんでも脱水症状で体が動かなくなったということで,再び私が先行することになりました。第14エイドには全体の40番くらいで到着しましたが,ここから井仁越えの上り区間は全区間歩きました。といっても歩いている間に後続に抜かれることもなかったので,ここはほとんどの人が歩いていたのだと思います。第15エイドから最後の下りが始まりますが,やはり両大腿部に激痛が走るので歩いていると,また,かんじさんに抜かれました。やっとの思いで平坦区間まで来てさあ走ろうと思っても,先ほどまでの急下りで脚が更に疲れたようで,残りの区間は走り3:歩き7の割合だったと思います。コース名所の温井ダム堰堤の階段は休むことなく上りきり,ラスト1qは何とか最後まで走りました。ゴール後記録速報を見ると,全体のトップが7°20′代で,10°を切った人も40人程度と100qのえびす・だいこくを下回る結果となっており,コースの厳しさは実感できました。途中もうまともに走れないのだから,リタイヤも考えましたが,制限時間内完走は間違いなくできる中,リタイヤで記録無しに終わっては,反省せず今後につながらないと考えて完走した次第です。
(サスケ)

しわい・玄海・いちぢく参加のみなさん、おつかれさまでした。
さすがに暑かったですね。しわいではスタート時が12度くらい、最高は32度で寒暖差が20度。この気温も”しわい”のひとつです。もっとも何があっても大会関係者は”しわい”の連発で片づけていたような気がしますが。

三段峡(2002.10)
さてレースのほうですが、スタート前には他のみなさんとは出会えず一緒だったのは「福岡県代表」の藤田さんだけでした。それでも10キロまでには軽快に坂道を上っていくサスケさんを一瞬見かけ、桜井さんにも追いつきました。10キロから30キロまでは面識のあった地元走友会の人と近況報告をしながら引っ張ってもらいました。実際この1カ月は膝の痛みでトレーニング量も落ちていたのでぺースが早すぎましたが、久しぶりに出会ったので楽しく並走出来ました。スタート前の痛み止めと胃薬服用は癖になりそうです。30キロ過ぎから45キロくらいまで(距離表示がないのでいいかげん)このコース一番の登りです。しかし、このルートは恐羅漢山の近くで、ボクのホームグランドともいえる大好きな場所。本当に楽しんで休むことなく登りきりました。でも楽しかったのはそこまで。その後の三段峡駅までの急激な下りを、かろやかに走ったせいで大腿筋を使い果たし、さらに町役場付近から急激な気温上昇で戦意喪失。61キロ付近、竜頭峡へ向かう手前でハコさんと出会ったところで以上終了。これを境に「ウルトラ苦行」へ突入です。その後の楽しみはゴールまで距離を少しずつ減らしていくことでしたが、どうもエイドスタッフの知らせてくれる残距離は3キロ程度短め。おまけにやっとたどり着いたダム堰堤の階段(482段)でとどめを刺され、ゴール後はいつもの脱水で芝生に転がるのが精一杯でした。毎度のことで情けないです。サスケさんに風呂行きますか?と声をかけられましたが、とても動ける状態ではなく1時間くらい死んでいました。
第1回ということで足らないところもありましたが、全体的には雰囲気のいい大会でした。来年以降参加者が増えてどうなるかわかりませんが、もう一度しっかり走りきってみたいコースでした。しわいに勝つにはやねこい走りで…
(かんじ)

88Kmにかんじさん、サスケさん、はこさん、藤田さんと参加しました。WASAKIさんは腰痛で欠場です。前日の開会式&前夜祭に参加しました。食べ物は沢山あって夕食代わりになりましたがビールはぬるかったようです。抽選会ではWASAKIさんと藤田さんに当たりました。また、神楽の舞が良くて藤田さんはかぶりつきで見物していました。
駐車場で車中泊し3時頃に目が覚めました。スタート前に写真を撮ろうと思いましたがかんじさんと藤田さんが見つかりません。レースは5時30分にスタートです。餅ノ木峠への上り坂で歩き、内黒峠への登りはほとんど歩きです。その後も歩き主体になりました。

○深入山 108位とのこと。次のエイドの先でけにゃさんが抜いていきました。
○内黒峠 中間点45Kmとのこと。
○三段峡入口 第一関門 52Km 5時間50分
 登りもあり結構歩いたのでこのタイムは私の足では走れないと思います。多分5Kmくらいは距離が短いのでは。他のランナーもタイムが良すぎるとのことでした。
○龍頭峡 第二関門 65Km 7時間40分
 陽が出ていたので歩き主体です。折り返しコースで、サスケさん、かんじさん、けにゃさんと出会いました。
○井仁の棚田
 登り口までは体調も良かったのですが、2.7Kmの登りで心拍数があがって体温も上がり大幅なペースダウンです。しばらくエイドで休みました。
○大田川交流館かけはし 第三関門 83Km 10時間40分?
 棚田から少し下ったところで残り12Km〜13Kmと言われ、次のエイドでも残り13Kmと言われ、次のエイドでも残り12Km〜13Kmと言われました。まったく距離が減りません。今回は距離表示がないことへの不満が結構聞かれました。
○ゴール 温井ダム 11時間57分26秒 総合103位 部門34位
 交流館から残り5Km、本当は5.8Kmとのことでした。加計の街中でスイカをいただき、結構走りました。もう少しと思っていたら残り3Kmの表示が出ました。ここの5Kmは距離がとても長く感じました。
 堰堤下にたどり着くと温井ダム直登の長い長い階段です。最後でこの登りはきつい。途中に給水所があり休みました。藤田さんは一気に駆け上ったとのこと。登ると残り1Km、階段の影響でヨロヨロになりましたが12時間をなんとか切ることができました。龍頭峡から23Kmに4時間20分近くかかっています。

◆コースは全体に木陰が多くて涼しく走りやすい感じです。脚力があれば好タイムが期待できます。ほとりに水路があるところが多く頭を冷やすのに便利でした。また、登り勾配も緩やかで村岡のダブルフルに比べるとしわさは大したことはないと思いました。
 応援の人数は多くありませんが名前を呼んでの応援でした。時には「健ちゃん、がんばれ〜」の応援がありました。

(桜井)
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
ハコさん 88km男子 09:16:42 22  
かんじ 10:28:02 56
サスケ 10:39:50 63
桜井 11:57:26 103
利用温泉  
その他 大会ホームページ...http://www.shiwai-m.com/