東鳳翩(ひがしほうべん)山/標高734m
(旭グリーンアドベンチャーマラソン・縦走コース)

山口市の北方、阿武郡旭村との境界に立つ秀峰。円錐形の山頂部は山口市内のどこからでも よく目立ち、整備された登山道はハイキングコースとして、あるいは登山の入門コース、 練習コースとして、またときには山岳マラソンのコースとしても使用され、山口市はもちろん、 山口県内においても高い人気を誇っている。
隣には兄貴分の西鳳翩山(742m)もそびえているが、こちらは山頂部にアンテナが立ち並び、 道路も舗装箇所が多く登山者の人気は今ひとつ。ただし、西〜東の山頂を尾根伝いに結ぶ縦走路 は人気が高い。
「旭グリーンアドベンチャーマラソン(旭GAM)」も、この縦走路をコースに 取り入れている。

画像は東鳳翩山頂より西鳳翩山(左手奥)までの稜線を遠望


(左)舗装された坂道(西鳳翩山頂に続く)を延々と上り、図の地点(油峠)で左折して登山道へ
(中・右)この辺りの登山道は赤土から岩が露出し、大小の石がゴロゴロ。
雨の日は勿論、天気の良い日も足下には十分注意を。


アップダウンを繰り返す悪路。やがて道は大きく下り、地蔵峠(エイド&関門)に出る。
(右)地蔵峠からは整備された登山道(遊歩道?)に変わる。山頂まで上り坂が続く。


上り坂の向こうに東鳳翩山頂が顔を出す。広場を過ぎ、山頂へ登る最後の急坂に取り付く。
「鉄人コース」選手の疲労はこのあたりがピーク。階段にしがみつくようにして 山頂へ這いあがってゆく。


山頂からの眺めは360度。県内の山々から瀬戸内海、条件が良ければ国東半島まで一望。

山頂周辺には紅葉はあまりないが、秋はススキの穂が美しい。


山頂を過ぎてもしばらくアップダウンが続く。ショウゲン山の分岐を過ぎるとようやく下り一辺倒となり、
板堂峠手前で登山道を離れ県道に出る。ここまで道はよく整備されている。


「萩往還マラニック」でもおなじみの板堂峠に合流、そのまま21世紀の森駐車場に下りる。
ここから長い下り坂を駆け下り、もう一つ小さな峠を越えればゴールの佐々並小学校。 頑張れ!


山口市内より東鳳翩山を遠望(2001.11)