志賀高原
(長野県下高井郡山ノ内町)
群馬・新潟の県境に接し、標高1300〜2300m級の山々と高原からなる自然公園。 上信越高原国立公園に指定され、付近一帯には高山植物や野生動物も数多く生息する。
開発の歴史は古く、江戸天保〜嘉永年間に地元の村人や真田藩の佐久間象山らにより発見や紹介が なされ、現在の発哺(ほっぽ)温泉や熊の湯が湯治場として開湯。その後、昭和5年に「志賀高原」 と命名され本格的な開発が始まり、ツアースキーのメッカ「東洋のサンモリッツ」の異名を 持つまでに発展した。
戦後は、昭和20年にアメリカ進駐軍によって丸池に日本初のスキーリフトが設置されたのを 皮切りに、現在では21ケ所のスキーエリアに75基のゴンドラやリフトが配備されている。 ワールドカップスキーなど国際大会も数多く開かれ、1998年 2月の長野オリンピック開催時はアルペンスキー競技会場としても利用された。

(左画像は高天ヶ原(たかまがはら)スキー場全景)


(左)志賀高原の朝。発哺温泉より東館山ゴンドラリフト乗場を望む
(右)西館山スキー場より、最大斜度30度のアイスバーンが 待ち受けるジャイアントスキー場を遠望。


西館山リフト頂上からの展望。北アルプスの純白の稜線が続く光景は息をのむ美しさ。
山脈の向こうには遠く日本海や能登半島まで望むことができた。


(左)西館山(長野パラリンピック・アルペンスキー回転コース)より、 絶景を眺めながらの滑降。
(右)高天ヶ原リフト頂上より、コブが連続する急斜面を見下ろす。


スキー場の周囲には野生のニホンザルが沢山出没する。運が良ければカモシカやオコジョ にも会えるかも?


画像追加〜2003.02


焼額山(2009m)と、山頂の霧氷。(03.02.13)


一の瀬ファミリースキー場からの眺め。(03.02.13)


昨年同様好天に恵まれて、西館山からは北アルプスの純白の稜線が一望できた。(03.02.15)
下画像は稜線(画像左〜中央部分)のアップ。

左より、槍・穂高〜立山連峰〜剣岳〜鹿島槍〜五龍岳〜白馬岳・・・らしい。 詳しい方、同定をお願いします。

ブロッケン現象

早朝や夕方、太陽を背にして山頂に立つ人の影が、前方の霧や雲に大きく拡大されて映る現象。 影のまわりに光の輪ができることもある。
ドイツ中部のブロッケン山(1142m)でよく見られるのでこの名がある。
別名「ブロッケンの妖怪」

焼額山山頂北面の奥志賀スキー場で撮影(03.02.13 16:00頃)。個人的には、これを 見られただけで志賀高原に来た甲斐があった。いや、もちろんスキーは存分に 楽しませてもらいましたが・・・