山名/標高 安蔵寺(あぞうじ)山/1263m

(大神ヶ岳・立岩頂上からの眺め。2001.07.21)

登山日・天候 2001年5月12日(土)・晴
行程 伊源谷〜大天狗岩〜山頂〜北峰〜新登山道〜(不伐の森)〜伊源谷(所要時間約5時間)
 


匹見町三葛(みかずら)地区の伊源谷(いげんだに)から沢を遡上し山頂を目指す。
昨年10月に出来た、伊源谷から分岐する新ルートを通るのが今回の目的のひとつ。


沢を過ぎ、自然林に覆われた急坂にとりつく。
お目当ての新ルート入口は見つからないので、そのまま従来の伊源谷ルートを行く。

登山道の片隅にひっそりと咲く可憐な花、イワカガミ。

岩鏡岩の片側朝日さす  田上悦子


登山道中腹の「大天狗岩」の上でひと休み。岩の頂上からは南東方向に眺望が開ける。
(中)中央奥に冠山の山頂部。左に広高(ひろこう)山、手前は寂地山。
(右)左手奥の突起が鬼ヶ城(おにがじょう)山、右に羅漢山。手前右が小五郎山。

狼岩。岩の上部がオオカミの頭に似ていることから命名されたらしい。
「もののけ姫」の巨大なヤマイヌを思い出させる。

山頂が近づき、明るさを増した登山道。新緑のまぶしさが眼に心地よい。


(左・中)山頂手前の展望地。
恐羅漢山、十方山から萌ヶ岳、高岳山、十種ヶ峰、青野山まで、 西中国山地の大パノラマが広がる。
(右)山頂に到着。天気は快晴で暖かく、5月の薫風が心地よい(写真は逆光でした)。

今回のメンバー・・・斉藤夫妻、田中(善)、加藤、田中(志)、原口、和崎

新ルートを探し、山頂から北峰へ移動。
縦走路はブナやミズナラの自然林に覆われ、眺望はあまりきかない。
やがて北峰ピーク手前で新ルートへの入口を発見。昼食後、こちらから下山することにした。


切り開かれて間もない新ルートは、まだあまり踏まれておらず歩きにくい。
かなりの急斜面で、偶然とはいえ登りに使わなかったのは正解だった。 (右)ドウダンツツジ

沢の水音が聞こえはじめた頃、このルートの目玉「不伐の森」にさしかかった。
その名のとおり、伐採をのがれたブナ、ミズナラ、ニレノキ、トチノキなどの古木に囲まれた 自然林。
新緑の鮮やかさ、木々の見事さに感嘆。

下山後は、六日市から柿木村へ抜け、柿木温泉「はとの湯荘」で汗を流した。