山名/標高 大山(だいせん)
 弥山(みせん)/1711m

(日野町・明地トンネル手前から望む大山)

登山日・天候 2001年9月23日(日)・晴
行程 大山寺入口(11:40)〜夏山登山道(僧兵コース)〜6合目避難小屋〜弥山山頂(14:00)〜(折り返し)〜5合目分岐〜元谷(行者コース)〜大神山神社〜大山寺入口(15:30)


標高800m付近の登山口から、ブナ林の中の登山道を上る。 6合目まではほとんど眺めはない。


6合目避難小屋前。3連休の中日、上天気に恵まれて大勢の登山者でにぎわう。眺望も抜群。
(中)三鈷峰(1516m)を遠望 (右)7合目付近の眺望


9合目からは、崩落防止と植生保護のため渡された木道の上を歩く。
1〜8合目までとはうって変わった緩やかな登りの向こうに、 避難小屋と弥山(みせん)山頂が待つ。
(山頂避難小屋は、トイレ水洗化のため2001.09現在工事中。仮設トイレが用意されている)


弥山山頂。剣ヶ峰への縦走路はロープが張られ通行禁止措置がとられているが、少しだけ 先へ進んでみた。
(中)奥にそびえるのが大山最高峰、剣ヶ峰(1729m)。一般登山者は ここまでが限界。
(右)弥山頂上を返り見る。山頂ピークの向こうには三瓶山の稜線がくっきり浮かんでいた。

「私を感歎させたのは、その頂上のみごとな崩壊ぶりであった。東西に長い頂稜は、剃刀の 刃のように鋭くなって南面・北面へなだれ落ちている。まるで両面から大山を切り崩しに かかっているふうに見える。」
「脆い崩壊の一つ一つがクッキリした影を持ち、その上に尖ったピークが突っ立っている。 これも美しい眺めだった。」

深田久弥「日本百名山〜大山」より


山頂からの眺めは360度。中国山地の山々、宍道湖、中海、弓ヶ浜、そして 海上に浮かぶ隠岐島。
(右)烏ヶ山(からすがせん/1448m)。山頂は大山南壁の絶好の展望台だが、崩落が激しく現在は登山禁止。


山頂部に自生するイチイの変種、ダイセンキャラボク。国指定の天然記念物。
(右)ダイセンキャラボクの実。甘味が強い。 種にはがあるので噛み砕かないこと!


帰路は5合目付近から元谷コース(行者コース)に折れ、急坂を下る。
ブナ林を抜け、大神山神社奥宮に到着。大山寺参道を通り駐車場へ戻った。