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歩きにくい雪路を 四時間 標高千米の内黒峠 その頂に立って 見はるかす 北の山波 十二月の山襞には 緑が残っていたが もう小鳥のさえずりはない きびしい 北風が 耳に鳴るのみ 内黒峠 |
内黒峠から十方山山頂までの標高差は300m程度。きつい上りはないが距離が長く、
山頂にたどり着くまでには7〜8つの小ピークを越えなければならない。
縦走路は左右を自然林に囲まれ、眺望はほとんどきかない。
途中で何ヶ所か視界が開けるたびに歓声が上がる。 (左・中)は恐羅漢山(1346m)。
道の途中で目にした(拾った)、正体不明のキノコたち。
「あと1時間」「あと30分」と言い合っているうちに、山頂標識が目の前にひょっこり。
長大な尾根歩きはあっけなく終わった。 山頂には各ルートからの登山者が集まり賑やか。
今回のメンバー・・・斉藤夫妻、田中(善)、加藤、室井、伊藤、和崎の7名。
山頂はほぼ360度の眺望。西中国山地の山々の向こうには三瓶山の稜線が浮かび、
南東には、瀬戸内海に浮かぶ島々。条件が良ければ四国の石鎚山まで見えるという。
(中)左手奥に羅漢山、右手前は冠山。 (右)中央奥に安蔵寺山、その手前は大神ヶ岳。
山頂からは、西側のシシガ谷を渓谷に沿って下山。
紅葉は色づきはじめたばかり。ピークは11月初旬くらいだろう。