山名/標高 恐羅漢(おそらかん)山/1346m
登山日・天候 2002年5月18日(土)・曇
行程 スキー場駐車場(08:45)〜十方山林道〜水越峠〜旧恐羅漢山登山口(09:20)〜 旧恐羅漢山山頂(10:25)〜縦走路〜恐羅漢山山頂(11:20)〜夏焼峠〜スキー場〜 スキー場駐車場(14:15)
西中国山地の最高峰恐羅漢山は、2つのなだらかなピークを持つ双耳峰である。現在の 山頂の南方にあるもう一つのピーク(1334m)は、かつて山頂とされていた場所で、 通称「旧恐羅漢山(旧羅漢山)」と呼ばれる。また、島根県側では「匹見羅漢」 「石見羅漢」と呼ぶこともある。

(画像は旧羅漢山頂部)


スキー場駐車場より旧羅漢〜恐羅漢山頂を縦走し、牛小屋高原から駐車場に帰る周回ルート。
序盤は、登山口のある水越峠まで、十方山林道の緩やかな上り坂を行く。


十方山登山口から少し奥に進んだところに旧羅漢の登山口(非常に小さい目印)がある。
杉林と新緑の雑木林が混交する樹林帯。滑りやすい急坂がしばらく続く。


(左)チゴユリ  (右)ユキザサ


ギンリョウソウ(銀竜草)・・・別名「幽霊草」「幽霊茸」 夏の季語である。
踏み入りて土の湿りや銀竜草  吉田正籟


深山の雰囲気が濃厚な旧羅漢山頂付近。湿地帯が多く足下に気を使う。


旧羅漢山頂に到着。(中)は「三笠宮寛仁親王殿下登頂記念」の碑。
島根県(匹見町)側の展望が良いところだが、この日は霧で遠望がきかなかった。
今回のメンバー・・・斉藤夫妻、田中善、小川、和崎の5名


20分ほどの縦走で、薄く霧の立ちこめた静かな恐羅漢山頂に到着。
最初は我々だけだったが、やがて牛小屋高原から続々と登山者が上ってきて、辺りは 大賑わい。
昼食後、入れ替わりに夏焼峠経由で牛小屋高原へ下山開始。


ホウチャクソウ(宝鐸草)・・・別名「狐の提灯」 こちらも夏の季語。
けものみち狐の提灯花つけし  飴山 實


ブナ、カエデ、ナナカマドなどの生い茂る広大な森を抜け、夏焼峠(中)に出る。
峠からは牛小屋高原(スキー場)へ。ゲレンデからは舗装路を延々と下り、 駐車場に戻った。