山名/標高 |
湧蓋(わいた)山/1500m
(湯坪温泉から望む湧蓋山) |
登山日・天候 | 2003年3月9日(日)・雪 |
行程 | 疥癬(ひぜん)湯登山口(08:25)〜放牧場〜湧蓋越え(10:00)〜山頂(10:55)〜(折り返し)〜 湧蓋越え(11:35)〜疥癬湯(13:20) |
一夜明けると外は雪景色。やまなみハイウェイも白く凍結し「チェーン装着」
の文字が輝いていた。
この雪と寒さを前にしばらく思案したが、結局「とりあえず行けるところまで」ということで
登山開始。
(左・中)ひぜん湯入口。駐車場は有料(300円)。建物をくぐり坂を上ると、
すぐに広い草原に出る。
中腹の放牧場目指してどんどん高度をかせぐ。
振り向くと草原の向こうに筋湯温泉が小さく佇む。
断続的に雪が降り続き視界が悪い。放牧場にたどりついたものの、山頂への道が
判らず、しばらく右往左往。
あちこち歩き回っているうちに、仰烏帽子山の泥で真っ黒に汚れていたスパッツと靴が
きれいになっていた。
雪をかぶったササが天然の靴ブラシになってくれたらしい。
林道と合流する「湧蓋越え」に到着。ここから山頂までは、晴天の無雪期で30分程度。
「天気によっては引き返す」という当初の心配はどこへやら。
山頂目指し、雪を蹴って急坂を上ることに。
(中)ミヤマキリシマ。この氷漬けの姿からは花咲く頃を想像できない・・・
山開きは5月最終日曜日。
雪に煙る山頂。自慢の大展望は見られなかったが、あまり訪れる機会のない真冬のくじゅうに
充分満足。
天気は回復の見込みなく風も強いので、すぐに引き返し、湧蓋越えで昼食にした。
湧蓋越えまで下りると風は止み、しだいに晴れ間ものぞいてきた。
眼前に、霧氷に包まれたみそこぶし山。 麓の方も晴れて、眼下に雄大な眺めが広がる。
雪原の中で時間の経つのを忘れ、美しい風景に酔いしれた。
帰路は耶馬渓〜10号線経由で宇部市に18時着。皆さんお疲れさまでした。