「村岡ダブルフルウルトラランニング」に同行しての氷ノ山登山。今回で4回目、初の晴天。 福定親水公園に車を置き、東登山口に向けて舗装された林道を上る。 道端の山野草を見ながらしばらく歩き、広々とした草地(氷ノ山国際スキー場ゲレンデ)の中に出る。さらに数分でキャンプ場を過ぎ、東登山口に到着、階段が設けられた急坂に取りつく。 表示板によると山頂までの距離は3.9km。 |
傾斜のきつい階段を上りきると、避難小屋が建てられた東尾根稜線に出る。木の枝越しに山頂を望むと・・・今年も頂上はガスの中。 しかし天気は良く、ガスもどんどん風に流されている様子。期待しつつ先に進む。山頂まであと3km。 |
山頂まで緩やかな登りが続く、快適な尾根道。途中には天然記念物のツツジ群落がある。 (右)山頂手前1kmに建つ山小屋「神戸大学氷の山体育所」通称「神大ヒュッテ」。 |
この先の樹林帯は一部に木道(木の根を保護するためと思われる)が敷かれている。「千本杉」と呼ばれる一帯を過ぎると視界が開け、山頂避難小屋が目に飛び込んできた。ガスは薄い? 山頂手前には、西日本で唯一の高地湿原とされる「古生沼」がある。 |
一等三角点の山頂に到着。到着直後は例年のごとく周囲はガスに覆われていたが・・・ しばらく休んでいると急速に晴れ間が広がり、西側を除き一気に展望が広がった。これから向かう氷ノ山越の避難小屋、その先に続くぶん回しコース、鉢伏山、ハチ高原・・・ 登頂4度目にして初めての眺望。飲みかけの御神酒もそのままに、写真を撮りまくった。 |
北側の眺め。これから向かう「ぶん回しコース」後半ルートを一望。 |
南〜西側の眺め。(左)は鳥取県が設置した水洗式トイレ。2階部分は展望所となっている。 |
山頂を後にし、ぶん回しコースの後半にかかる。 御神酒のせいか足がふらつき、滑りやすい急坂で何度も転びそうになった。天気はさらに良くなり、すれ違う登山者も例年になく多い。 ブナ林を抜け、氷ノ山越に到着。関宮町(親水公園〜布滝・不動滝〜地蔵堂)、若桜町(氷ノ山ふれあいの里)それぞれの登山道とぶん回しコースが交差する4叉路。直進するとこの先は赤倉山だが、登山道は山頂を通らない、東側斜面の巻き道となっている。 |
氷ノ山越から赤倉山へ、取りつきは少し上り坂だが、すぐに平坦なササ原の巻き道に変わる。 右手には氷ノ山が大きくそびえ立つ。山頂部が日差しを受けて広々と明るく、避難小屋もはっきり見える。 縦走路はこの後ブナ林の中に入り、何度かアップダウンを繰り返しながら、次第に高度を下げてゆく。 |
急坂を下り、なだらかで展望も抜群の草尾根に出る。ぶん回しコース後半のハイライト。 |
ススキの根元からリンドウが顔を出す尾根を伝い、高丸山(特に標識なし)の頂上で昼食。その後、本日最後のピーク、鉢伏山を目指す。 南北両面に大きく斜面が広がる鉢伏山はスキー場としても有名。山頂に近い部分は、当然のことながら上級者コースで傾斜もきつい。疲れのたまってきた足に最後の急登はかなりこたえた。 | |
鉢伏山山頂に到着。天気は再びどんよりし始め、氷ノ山山頂はガスに覆われてしまった。 ここからは高丸山の手前まで引き返し、スキー場の草斜面を下りる予定だったが、すぐ隣のピーク(右)が気になるので、ついでに立ち寄ってみることにした。 帰宅後調べてみたが、このピークは「鉢伏山山頂南側のピーク」と紹介されているだけで、名前はないようである。鉢伏山山頂からの正面に延びる道はなぜか「立入禁止」となっており(一見したところ危険個所はなさそう)、山頂へは裏側を回って、途中に祠の建てられたガレ場を上って行くこととなる。 |
(左)南側ピークより村岡町方面を望む。100kmの部トップの選手は、この頃すでにゴールしていたらしい(8時間30分くらい)・・・同じ人類とは思えない。 こちらはスキー場を下り、約8時間10分で駐車場に帰着。 新しくできたハチ北温泉で汗を流し、マラソンのゴールがある村岡小学校に向かった。 |