比和町・福田上地区にある総合運動公園より出発。 駐車場に着いた午前7時30分頃は、空がどんよりとして薄暗い感じだったが、これは朝靄によるもの。登山道に入る頃には、絵に描いたように澄んだ秋晴れの空となった。 福田上集会所から町道に入り、所々に置かれた標識(町が立てたものから個人が書いたものまで)に従って登山口を目指す。 |
林道を抜け、赤いポスト(登山届入れ)の置かれた登山口に到着。 登山道入口には大きなコース図が掲げられている。「自然のすばらしさと大切さを認識してもらうため、できるだけ人工的なものは加えていません」と謳う、こだわりの登山道。 運動公園起点1周コースの全長は、コース図によると11.2km。 |
上りコースの途中にある三つの滝。少し進むとさっそく「一の滝」の分岐点が現れる。一の滝は登山ルートから50mほど離れた場所にある。 続いて「二の滝」「三の滝」を過ぎ、登山道は滝上流部の湿地帯に入る。 |
おおはの(看板では"おおはノ")峠に到着。福田頭と井西山の分岐点だが、井西山への道はササの下に隠れて?見えなかった。 福田頭への道は、ブナが立ち並ぶ急坂。ここからが結構きつい。 |
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隣の比婆山では、山頂のブナが紅葉のピークとのことだが、こちらの山頂はまだそれほど色づいていない。カエデやナナカマドなど真っ赤に紅葉する樹木も多く、全山紅葉したときの山肌は(写真によると)実に鮮やか。 時期的には10月下〜11月上旬くらいか? |
急坂が次第に緩やかになり、山頂に到着。「毛無山」とは名ばかりの山頂は360度の見晴らしとはいかないまでも、東西に大きく展望が開け、中央中国山地の雄大なパノラマが広がる。 南西の方角に目をやると、遠くに雲海が広がっている。三次市のあたりだろうか。 |
北〜東にかけての眺め。目の前にそびえ立つ竜王山。その奥に道後山、猫山。そのまた奥にぼんやり浮かぶ大山のシルエット。 |
北〜西にかけての眺め。条件が良ければ、大万木(おおよろぎ)山の左奥に三瓶山も見えたはず。 |
下山路は尾根を北へ下り、広域林道に出るルート。ブナ林が広がる北側斜面を眺めながら、反対側に下る。この下山ルートの途中には「昇竜の滝」という滝があるらしいのだが、気づかなかった。 (右)下山ルート(北尾根)樹間からの眺め。左から池ノ段、立烏帽子山。 | |
大規模林道に出る。ここからもとの運動公園までは約3.5km。 2車線の舗装された道路なので、数台の車できた場合はこちらに車を1台回しておくと便利。単独行の場合もあらかじめ自転車を置いておくと楽(福田上までずっと下り坂)である。 少し休んで、次の目的地、仁多町の鯛ノ巣山に向かった。 |