山名/標高 三子(みつご)山/800m

島根県益田市・比礼振山からの眺め(03.01.02)

登山日・天候 2003年11月29日(土)・曇
行程 日浦集会所前(10:40)〜登山口(11:40)〜南峰(12:20)〜中央峰(12:30)〜北峰(12:45)〜岩乗(12:55)〜(折り返し)〜登山口(14:20)〜日浦集会所前(15:10)
島根県日原町と匹見町の境にある山。南から北(正確には北東)にかけて三つの峰がラクダのこぶのように等間隔に連なっており、これが山名の由来。昔は、日本海沖へ漁に出ていた船が陸地の目印にしていたという。
平成2年より日原・匹見両町が登山道を整備し、登りやすくなった。今回利用した日原町側のルートは、日原と匹見を結ぶ県道312号線から倉谷川沿いに遡った山間の集落、日浦地区が起点。

今回のメンバー・・・斉藤夫妻、田中(善)、小川、加藤、室井、中川、秋富、長谷川、和崎の10名。少し早いが「忘年登山」である。
登山口は日原町・日浦地区の集会所前。数台の駐車スペースあり。元は小学校の分校で、最盛期には児童数が40人近かったという。
標識に従って林道に入る。登山口までは4km、車で15分と標識にある。ほとんど未舗装で道幅も狭いので、歩いた方が無難。
歩くぶんには道幅が広く、地面がしっかりして歩きやすい林道。緩やかな上り坂で、道なりに進むにつれて高度を上げてゆく。最初のうちは周囲を雑木に囲まれ、眺めは全くない。

林道の途中で北側に大きく視界が開ける。益田の韮草山、天狗山、大道山などではないかと思われるが、このあたりの山についてはほとんど知識がないため、同定はできない(地元なのに・・・)。
ポストの立てられた登山口。ここからは踏み跡程度の細い登山道に変わる。植林の間に雑木の交じる急坂を一気に上りきると、第一のピーク、南峰に到着。
山頂部からの眺めはほとんどないが、少し移動すると南西方向(青野山〜平家ヶ岳)の展望がよい場所がある。
南峰から二等三角点のある中央峰を抜けて北峰、さらに「岩乗」と呼ばれる展望地へと縦走。
見かけどおり、ピークごとにアップダウンを繰り返す道。岩乗まではほとんど展望はきかない。この時期は道の上に落ち葉が降り積もり、足裏や膝には優しいが滑りやすいので注意。
中央峰と北峰の間では、匹見町清谷からの登山道が合流している。
岩乗に到着。西中国山地から日本海まで、ところどころ木に遮られているものの大きく展望が広がる。ピークは狭く、斜面となって切れ落ちている。眺めに気を取られて滑り落ちないように・・・

(右)恐羅漢山(1346m)・旧恐羅漢山(1334m)の双耳峰が遠くに浮かぶ。


北側の眺め。益田市の最高峰・日晩(ひぐらし)山が大きくそびえ、遠くかすかに日本海が望まれる。

南東の眺め。冠山のように見える突起は、実は赤谷山。安蔵寺山は雲に隠れて見えない。
(左)上画像のアップ。この位置からは冠山、大神ヶ岳の山頂部があまり目立たない。

下山途中から次第に霧が立ちこめ、林道に出たころから雨が降りはじめた。
他のメンバーは、この後匹見町三葛の「夢ファクトリーみささ」で忘年会&1泊。こちらは翌日にマラソンが控えていたため、登山口で別れて帰途に着いた。途中、願成就温泉に入浴。
皆さん、よいお年を。来年もよろしく。