山名/標高 十種ヶ峰(とくさがみね)/989m
登山日・天候 2004年1月31日(土)・晴
行程 神角登山口駐車場(09:05)〜作業小屋跡(10:05)〜林道終点出合(10:40)〜山頂(11:15-12:50)〜神角登山口(14:20)

十種ヶ峰の南麓に位置する神角(こうづの)地区から始まる登山道は、以前は山頂への主要ルートとして利用されていた。一時荒れていたが、最近になって道が整備され、所々に標識も立てられて歩きやすくなった。舗装路の一切ない登山道で、従来の車道やゲレンデを横切るルートに不満を感じている人、「そのルートはもう飽きた」という人、ぜひこちらも歩いてみていただきたい。
国道315号線から「神角」の標識を見て林道(広い舗装路)に入り、突き当たりまで進むと、駐車スペースと登山口標識(左画像)がある。
イノシシ除けの柵を越え植林帯に入ると、地面の大部分はまだ雪に覆われている。雪の上にはイノシシの足跡が残されていた。
植林帯を抜け、なだらかな雪原(雪の下はササ原)に出る。この辺りには以前作業小屋があり、避難小屋としても使われていたという。
雪原の向こうには、雪を被った十種ヶ峰山頂部がそびえている。
ここからは今後の練習を兼ねて、ワカンを付けての山行となった。
ワカンを履いて樹林帯を抜けると、車道終点から始まるいつもの登山道(林道終点部分)に合流する。ここからは勝手知ったる道だが、今回は練習の目的で、熊野権現手前から道を外れ、雪原の直登を試みてみた。
山頂付近の積雪は、多いところで20〜30cmくらいだが、ササの上に積もっているため、踏み抜くと一気に膝上まで雪の下に沈んでしまう。
雪の「落とし穴」に悪戦苦闘しながら尾根まで直登し、山頂に無事たどり着いた。
今回のメンバー・・・斉藤夫妻、室井、伊藤、秋富、和崎の6名。

山頂からの眺め(北東〜南西)。遠くは霞んでおり、安蔵寺山、平家ヶ岳などは視認できなかった。
山頂から少し下り、登山道(熊野権現側)の脇で昼食にした。この日のメニューは豚汁(餅入り)。
時々強い風が吹いたが天気は良く、寒さをほとんど感じなかった。
食事と眺めを充分に満喫し、神角ルートを折りかえして下山。
ワカン山行の本番となる比婆山登山は、2月21〜22日の予定。今日と同様の上天気を期待したいところだが・・・?