国道442号線から赤川温泉への細い一本道に入りしばらく進むと、トイレの備えられた登山者(兼日帰り入浴者)用駐車場に出る。ここから久住山までは標高差約700m。 最初は緩やかだが、赤川源泉を過ぎた辺りから徐々に傾斜が強まってくる。 | |
滑りやすい急坂は、山頂に近づくと急峻な岩場に変わる。足下に注意。 背後には久住高原や阿蘇カルデラの雄大な風景が広がっていたが、いつの間にか雲の中に入り、何も見えなくなってしまった。 |
久住山頂は風が強く、雲が次々と頭上を飛びこえてゆく。一面ガスに覆われたかと思うと、一転して上空に青空が広がり、360度の展望。由布岳・鶴見岳の向こうに別府湾が光り、東に目をやると豊後水道の沖に四国が浮かぶ。
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白口岳山頂(右)で昼食後、中岳へ向かう。久住山以外は想像していたほどの人出はなく、歩きやすい。 |
(左)中岳の周囲にノリウツギがたくさんの白い花を咲かせる。 (右)中岳山頂から久住山を望む。山の上に次々と雲が湧き出ては、風に飛ばされてゆく。 気分は「天空の城」 |
天狗ヶ城山頂からの眺め (右)星生山。硫黄山のある北側斜面は地肌がむき出し。 |
天狗ヶ城から久住分かれを経て、星生山へ。 1995年の硫黄山噴火以来長らく登山が禁止されていたが、昨年規制解除された。登るのは今回が初めてである。 久住分かれから踏み跡を辿り、星生崎と呼ばれる岩場へ一気に上り、さらに岩尾根を伝って山頂へ。 振り向くと久住山が今までにないアングルで全容を見せる。 |
(左)岩尾根から見下ろす西千里浜。 (右)星生山山頂から硫黄山と三俣山を一望。 硫黄山からはシュウシュウと音を立てて噴気が上る。 山頂から英彦山を遠望。 |
星生山山頂からの眺め(東側、約180度)。 |
山頂からは南側のガレた急坂を一気に西千里浜に下る。 牧ノ戸方面へしばらく進み、標識を見て扇ヶ鼻方面へ。 道端にカキツバタが。 |
扇ヶ鼻山頂からの眺め(南側、約180度)。 |
扇ヶ鼻からは南麓への急坂を下り、50分ほどで赤川登山口へ。 |