山名/標高 九重(くじゅう)山
 久住(くじゅう)山/1787m
 稲星(いなほし)山/1774m
 白口(しらくち)岳/1720m
 中岳(なかだけ)/1791m
 天狗ヶ城(てんぐがじょう)/1780m
 星生(ほっしょう)山/1762m
 扇ヶ鼻(おうぎがはな)/1698m
登山日・天候 2004年7月17日(土)・曇のち晴
行程 赤川登山口(09:10)〜久住山(10:30-10:40)〜稲星山(11:05)〜白口岳(11:25-11:55)〜中岳(12:20-12:35)〜天狗ヶ城(12:45)〜久住分かれ(13:00)〜星生山(13:30-13:40)〜西千里浜〜扇ヶ鼻(14:10)〜赤川登山口(15:05)

国道442号線から赤川温泉への細い一本道に入りしばらく進むと、トイレの備えられた登山者(兼日帰り入浴者)用駐車場に出る。ここから久住山までは標高差約700m。
最初は緩やかだが、赤川源泉を過ぎた辺りから徐々に傾斜が強まってくる。
滑りやすい急坂は、山頂に近づくと急峻な岩場に変わる。足下に注意。
背後には久住高原や阿蘇カルデラの雄大な風景が広がっていたが、いつの間にか雲の中に入り、何も見えなくなってしまった。
久住山頂は風が強く、雲が次々と頭上を飛びこえてゆく。一面ガスに覆われたかと思うと、一転して上空に青空が広がり、360度の展望。由布岳・鶴見岳の向こうに別府湾が光り、東に目をやると豊後水道の沖に四国が浮かぶ。
久住山からは、まず東に向かい稲星山(左)、続いて白口岳へ。
白口岳山頂(右)で昼食後、中岳へ向かう。久住山以外は想像していたほどの人出はなく、歩きやすい。
(左)中岳の周囲にノリウツギがたくさんの白い花を咲かせる。

(右)中岳山頂から久住山を望む。山の上に次々と雲が湧き出ては、風に飛ばされてゆく。 気分は「天空の城」


天狗ヶ城山頂からの眺め
(左)中岳と稲星山。
(右)星生山。硫黄山のある北側斜面は地肌がむき出し。
天狗ヶ城から久住分かれを経て、星生山へ。
1995年の硫黄山噴火以来長らく登山が禁止されていたが、昨年規制解除された。登るのは今回が初めてである。
久住分かれから踏み跡を辿り、星生崎と呼ばれる岩場へ一気に上り、さらに岩尾根を伝って山頂へ。
振り向くと久住山が今までにないアングルで全容を見せる。
(左)岩尾根から見下ろす西千里浜。
(右)星生山山頂から硫黄山と三俣山を一望。
 硫黄山からはシュウシュウと音を立てて噴気が上る。

山頂から英彦山を遠望。

星生山山頂からの眺め(東側、約180度)。
山頂からは南側のガレた急坂を一気に西千里浜に下る。
牧ノ戸方面へしばらく進み、標識を見て扇ヶ鼻方面へ。

道端にカキツバタが。

扇ヶ鼻山頂からの眺め(南側、約180度)。
扇ヶ鼻からは南麓への急坂を下り、50分ほどで赤川登山口へ。
下山者や日帰り入浴でごった返す赤川温泉で汗を流した後、瀬の本からやまなみハイウェイ経由で産山村に移動し「民宿やまなみ」で1泊。

翌日は「寒の地獄」と「紺屋地獄」の2大地獄(温泉)めぐりを楽しんだ。