山名/標高 |
広見(ひろみ)山/1187m | |
登山日・天候 | 2005年11月3日(木)・曇 | |
行程 | ![]() | |
半四郎山、広見山は益田市匹見町の北東部に位置する山塊で、広島県境にそびえる恐羅漢山からはちょうど西隣に位置している。山深い匹見町の中でも最奥部にあり、登山者が訪れることも少ない場所だったが、1994年に匹見町により縦走路が開かれ、訪れる人が次第に増えてきた。 半四郎山の山名は、1914(大正3)年3月にこの山で遭難死した木地師の名にちなんでつけられたもので、地図上では無名峰。半四郎山頂手前の1118mピークは「向半四郎山」とも呼ばれ、その名のとおり正面に半四郎山、その奥に広見山を望むことができる。この向半四郎山とその手前のササ尾根が縦走路中で最も展望が良い。 登山口の広見林道までは、いちおう「国道」の称号を得ている488号線を利用することとなるが、裏匹見峡のV字谷に沿ってつけられた道で、カーブが多く見通しが悪いうえに、道幅が狭く離合が困難なため、通行にあたっては細心の注意が必要。 ![]() 春日山山頂からの眺め。(2002.10) |
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![]() ![]() ![]() 紅葉に彩られた渓谷の眺めが素晴らしい。だからこそこんな狭い道を車が頻繁に行き来するのだろう。 1時間30分歩き続けて、やっと広見林道入口に到着。 |
![]() ![]() ![]() 屋敷跡の小さな石碑を見て林道に入り、5分ほどで半四郎山登山口。この少し先にも車のおけるスペースがある。標識には誰かが後で書き込んだのだろう、所要時間「100分」とある。 登山道は最初から急勾配で、杉林の中をほぼまっすぐに上るルート。周囲はひっそりとしている。 |
![]() ![]() ![]() さらに進むと、ササ原の中央が刈り払われた尾根道に出て展望が開けてくる。ガイドブックにある尾根出合(登山口から50分)らしい。まだ30分くらいしか歩いてないのだが。 尾根道は進むにつれて展望が良くなり、その先に向半四郎山と思しきピークが見えてきた。 |
![]() ![]() たどり着いたピークはやはり向半四郎山のようだが、字の消えた木片があるだけで何の標識もない。少しの間展望を楽しみ、向かいの半四郎山?へ進んだ。 |
![]() 向半四郎山からの眺め(北東〜南西)。曇り空で遠くは霞み気味。 |
![]() 半四郎〜広見山の縦走路へ。山肌に色とりどりの点描。視界いっぱいの油絵を見ているかのよう。 |
![]() ![]() ![]() たどり着いた半四郎山の山頂も、古びた標識があるだけでもの寂しい。すぐに広見山へと向かう。 |
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![]() ![]() 曇り空とはいえ秋の休日、多少の危険も伴うが、絶好の紅葉をほとんど貸し切りで堪能する。なんという贅沢。 |
![]() ![]() 昼食後、先に出たグループの後を追って下山ルートへ入る。 |
![]() ![]() 山頂の地面には方位板が並べられ、下山ルートの先には恐羅漢山が大きくそびえ立つ。 |
![]() ![]() ![]() 沢のそばから突然大きな羽音をさせヤマドリが飛び出してきてびっくり。 しばらくして小川を渡り、広見林道に出る。ここから国道との合流点まで約1時間、平坦だが曲がりくねった砂利道を歩いていくこととなる。 |
![]() ![]() ![]() レストパークに到着後、匹見峡温泉に入浴。 |