山名/標高 花尾(はなお)山/669m
登山日・天候 2007年3月17日(土)・晴ときどき曇 
行程 町道河原上線(11:00)〜林道多々良線分岐(11:20)〜たたら製鉄遺跡標柱(11:40)〜林道終点〜荒ヶ峠分岐(12:00)〜市ノ尾コース出合(12:10)〜山頂(12:15-12:25)〜(折り返し)〜町道河原上線(13:25)

国道316号線「道の駅おふく」から長門方面に500mほど進み、右折して県道31号線へ。弁天池方面へ1〜2km進むと、道路左手に「中国自然歩道」の標柱が立ち、舗装された町道が山に向かって延びている。ここが花尾山の別府側登山口。
道路は奥まで延びているが、道幅が狭く離合が困難なので、県道から数百m入った空き地に駐車し歩くことにした。
町道(河原上線)の隣を流れているはずの河原上川。しかし川には水がなく涸れ果てていた。
しばらく平坦な舗装路を歩き、養魚場の先で二手に分かれる道を左にとり、多々良林道に入る。
舗装の荒れた上り坂の途中、ウグイスの声が近くに聞こえてきた。
多々良溜池を抜けると、道の脇に小さな渓流が現れ、目と耳を和ませる。河原上川に水がないのは、この溜池でせき止めているからだろうか。
このあたりには登山道の標識はほとんどないが、道なりにまっすぐ進めば間違いない。
渓流を離れ、杉の巨木が並ぶ植林地に入る。
木々の手入れが行き届き、幹が太くまっすぐ伸びており、周囲には光があふれ気持ちがいい。
この辺りにはたたら製鉄の遺跡が残っているらしく、道端に標柱が立っていた。
植林地を抜けるとすぐに林道の終点。登山道の標識が立ち、森の中に細い道が続いている。ここまでは緩やかな登りが続いていたが、標識を境につづら折りの急登となった。
途中で何度も足を止め、呼吸を整える。周囲に目をやると、左手の樹間から花尾山の端正なピークが大きく迫ってきた。
決して長くはないがきつかった急坂を上りきり、主尾根に合流する。標識はないが、花尾山のピークが見えていた左手の道を進む。緩やかになった上りを10分ほどで、長門市市ノ尾からの登山道と合流。山頂まであとわずか。
なお、右手にも道が延びており、こちらは花尾山の北東にある大滝(608m)との鞍部になる荒ヶ峠からの登山道だが、現在は荒廃しているとのこと。下山時にうっかり踏み込まないよう注意。
市ノ尾コース合流点から山頂まではかなりの急坂で、最後の頑張りどころとなる。6年前に登ったとき目にした「マムシに注意」の看板は今も健在だった。
斜面に出ると視界が開け、振り返ると桂木山や秋吉台、その向こうに稜線を広げる東・西鳳翩山が一望できる。立ち止まり眺めを楽しみつつ、ゆっくり山頂へ。
(左)山頂から北に、日本海と青海島を望む。

(右)祠が壊れ長く雨ざらしの状態が続いていた2体の石像は、新しい祠に収まっていた。


南西〜北にかけての眺め。

北東〜南東にかけての眺め。