山名/標高 御許山(おもとさん)/647m
登山日・天候 2007年5月3日(水)・晴
行程 大元神社登山口(12:35)〜大元神社(13:00)〜(折り返し)〜大元神社登山口(13:25)
御許山は全国にあまたある八幡宮の総本社・宇佐神宮の奥宮で、神体山。
山頂には3つの巨石があり、宇佐神宮二の御殿に祀られている祭神「比売大神(ひめのおおかみ)」が降臨した地と伝えられる。この巨石を石体権現とし、9合目に大元神社が建てられている。
なお、神社から先は神域とされ、立入禁止。

県道658号線の正覚寺から市道に入り、急な上り坂を2kmほどで「大元神社登山口」標識前に出る。周囲に10台程度の駐車スペースあり。
登山道(参道)は、ここからさらに道路沿いに進んでいくコースと、登山口標識から植林帯に入っていくコースがあり、今回は往復共に後者を利用。
道は良く踏まれており歩きやすい。ほとんど1本道なので迷う心配はないが、このルートに関しては標識が全くない(道端に残骸が一つあるのみ)ので、来た道を忘れず帰るようにしたい。
道の周囲は鬱蒼とした森が取り囲み、路上を照らす木漏れ日にも神々しさが漂う。しかし、途中からコンクリートで固められた林道?が合流し、興ざめ。
林道を少し上ると平坦地に出る。左手に延びるまっすぐな道(途中にトイレあり)を進むと、大元神社境内に入る。
境内からは他にもいくつか道が出ているが、標識がないためどこに下りる道なのかは不明。
しんと静まりかえった神社の向こうの樹林帯は立入禁止の神域。入った者を罰するのは、神か、人か・・・?
一説には、御許山山頂の巨石信仰が宇佐神宮のおこりといわれている。宇佐神宮の創建は神亀2(725)年とされ、御許山の歴史はそれ以上に長いと思われる。
大元神社の周りには苔むした石塔が並び、登山者向けの山頂標識もここでは肩身が狭く、境内の片隅に小さく置かれていた。