山名/標高 犬(いぬ)ヶ岳/1131m
登山日・天候 2011年5月9日(月)・晴ときどき曇 
行程 登山口駐車場(08:10)〜恐淵〜経読林道〜一ノ岳(09:50)〜大竿峠(10:00)〜甕ノ尾(10:20)〜笈吊峠(11:00)〜ウグイス谷〜登山口駐車場(11:55)

2000年10月に初めて登って以来何度も訪れている犬ヶ岳だが,恐淵コースを上りに使うのはその初回以来である。
ちょっとスリルのある岩場を抜け経読林道に出ると,大竿峠への直登路をパスしてそのまま林道を上り,求菩提山との縦走路から一ノ岳山頂を踏んだ。
一ノ岳から大竿峠を経て甕ノ尾へ。シャクナゲの花はほとんど咲いておらず,ブナの新緑も遅れ気味。4月が冷え込んだ影響か。
例年は平日でも賑わっているこの時期の犬ヶ岳にしては,登山者も少ない。山頂は貸し切り状態だったが,もしやこの日の一番乗り?
山頂からの眺めは相変わらず乏しいが,三ノ岳方面の縦走路で一部展望が開け,由布岳,鶴見岳や九重連山などが視認できる。
(右)の八面山は,その名のとおり(どの面から見ても同じ形に見える)犬ヶ岳からもすぐに見分けがついた。
開花しているシャクナゲは非常に少なかったが,三ノ岳の一部に限り,満開に近い状態となっていた。
近くで写真を撮っていた常連さんによると,今年の花は「近年でもいちばんの不作」だという。寒いから開花が遅れているだけではなかったらしい。
「ここ4〜5年不作が続いているので,来年はきっと盛り返すのではないか」とは,その常連さんの予測。ぜひそうあってほしい。
当初は経読岳まで足を伸ばす予定だったが,花が期待できないので,早々に笈吊峠からウグイス谷を下り,帰途についた。