山名/標高 福田頭(ふくだがしら)/1253m
登山日・天候 2011年10月26日(水)・晴ときどき曇
行程 下山口(12:10)〜昇竜の滝(12:15)〜兎舞台頭(12:45-13:00)〜福田頭(13:20-13:30)〜(折り返し)〜下山口(14:10)

「紅葉した時期にまた訪れてみたい」と思いつつ,いつの間にか8年が過ぎていた。
比婆山の黄葉がすでに終わりかけていたので,いくらか標高の低い(と思っていたが,実際はあまり変わらない)福田頭に期待を託してみることにした。
といっても,時間に余裕がないので周回コースは使えず「下山口」からの往復山行である。福田上集会所から広域林道を約4km上り,下山口標識と案内板のある広場から山頂を目指す。今まで立ち寄れなかった(標示を見落としていた)昇竜の滝は,下山口を5分ほど遡ったところにあった。
通常ルートでは「急な下り」となる道を逆に上るので,予想どおりの急坂である。とはいえ階段も石段もなく,よく踏まれた地道は歩きやすく,色づきはじめた中腹のブナやミズナラを眺めながら,退屈することなくどんどん高度を稼げた。急な上りは主稜線に合流する「兎舞台頭」で終わり,ここで昼食休憩とした。
福田頭山頂からは比婆山はほとんど見ることはできない(竜王山の一部のみ)が,兎舞台頭付近のブナ林越しに御陵などを眺めることができる。
この位置から望む吾妻山は尖ったピークを持ち,比婆山や大膳原から見る山容とは全く印象が異なる。
切り開かれた山頂からは東西に展望が開け,東に道後山や大山,西に猿政山や大万木山などを望むことができる。
この日は東の大山は見えなかったが,西の大万木山〜琴引山の稜線の向こうに山頂部だけをのぞかせる三瓶山(男三瓶)を見ることができた。