山名/標高 津波戸山(つわどさん/つはとさん)/529m
登山日・天候 2011年11月22日(火)・晴
行程 登山口駐車場(07:20)〜旧海蔵寺跡(07:35)〜岩尾根巡拝路(3〜40)〜水月寺奥院(08:40)〜東展望台〜山頂(08:50)〜西展望台〜岩尾根巡拝路(65〜88)〜登山口駐車場(10:05)

11月に入っても暖かい日が続いていたが,中旬を過ぎてようやく気温が下がりはじめた。
この日は朝から雲一つない晴天。放射冷却で国東半島の付け根もぐっと冷え込み,登山口周辺の田畑にはびっしり霜が降りていた。
昨年同様,旧海蔵寺跡から登山道に入り,左手の岩尾根巡拝路に取りかかると,黄砂のせいでまるで見えなかった昨年とは一転,標高の低い場所から南西に大パノラマが広がっていた。幾重に重なる稜線の向こうにひときわ高くそびえる由布岳と鶴見岳が美しい。
前回パスした「無明橋」の先も絶景だった。石橋の下を見ると目が回りそうだが,足場はしっかりしているし,飛び移ることもできなくはない長さである。
絶好の天気であったが,残念ながら紅葉の色づきは昨年よりも悪かった。またいつか,すべての条件が揃った日に登りに来たいと切に思う。
平日の早朝だったので,誰にも会うことなく岩場を下り,暗い谷を抜け山頂へ続く稜線に出た。どんなコースか知っていても,危険箇所を過ぎるときにはかなり緊張する。初めて来るときはなるべく単独行は避け,前後に登山者がいる日時を選んだ方が無難である。

(上)東展望台からの眺め。 (下)西展望台からの眺め。両方合わせて,北西から南東まで約180度の展望となる。
西展望台からは,途中では見えなかった英彦山や犬ヶ岳,周防灘越しに本州まで見渡すことができた。
最後の岩尾根巡拝路(65〜88)からの展望も素晴らしかった。くじゅう同様,四季折々に訪れてみたい魅力的な展望地である。