山名/標高 弟見山(おととみやま)/1085m
登山日・天候 2013年5月18日(土)・晴ときどき曇
行程 仏峠(08:10)〜兄見山(08:50)〜山頂・展望所(09:10-09:20)〜(折り返し)〜仏峠(10:05)

野道山や三ツヶ峰の登山口がある県道123号線を島根県方面に上ってゆくと,県境の仏峠(佛峠)に着く。
弟見山登山口は,県境から数十m島根県(吉賀町)に下り,林道入口からすぐ右手の目印を見て斜面に取りつき,植林帯と自然林の間を上る。序盤から単調な急坂で先行きが不安になるが,ブナ林に出るまでのわずかな辛抱である。この日は森の中にアカショウビンの澄んだ声が響き,疲れを忘れさせてくれた
周囲が新緑に包まれた明るい森に変わると,上りの辛さを感じさせない楽しい道行きとなる。
足元のイワカガミや,次第に増えてくるブナの木を見ながら進んでゆくと,「周南市最北端の地」の看板に出会う。その少し先にある小ピークが「兄見山」。以前は弟見山が一望できたと思われる方角には,現在では木々が生い茂り何も見えなくなっていた。
あまり展望のきかない登山道だが,木の間から十種ヶ峰が遠望できる場所もある(画像左から2つめ)。
立派なブナの木が左右に立ち並ぶ道はいくら歩いても飽きることがなく,少し広い場所に出たなと思ったら,そこはもう山頂だった。
莇ヶ岳方面に少し進み,展望地からの雄大な眺めを楽しんでから仏峠に引き返した。2時間足らずと短かったが,楽しい山行だった
縦走路展望地からの眺め。遠くは霞んでおり,以前は視認できた長門山地や青海島までは見えなかった。