山名/標高 |
国東半島峯道ロングトレイル 国東コースK-6+α [約21.0km] 両子山(ふたごさん/ふたごやま)/721m |
登山日・天候 | 2017年12月2日(土)・曇のち晴 |
行程 | 梅園の里(08:50)〜龍頭大明神(09:30)〜諸田山神社(10:00)〜山王宮(10:15)〜古池(10:45)〜走水展望所(11:00)〜両子尾根入口(11:15)〜600mピーク(11:35)〜トンガリ山(11:55)〜両子山(12:05-12:20)〜お山めぐりコース〜奥ノ院(13:00)〜両子寺〜トレッキングセンター(13:20)〜県道55号線〜三浦梅園旧宅(15:00)〜梅園の里(15:20) |
ルート軌跡 |
建物の横から看板に従い山道に入る。標識類は充分にあり,迷うことなく山道を下って龍頭大明神前に到着。 石段を下り人里に出てからは,両子山登山道に入るまで長い舗装路歩きとなる。(右)画像は龍頭大明神の近くにある尾富寺(おどめじ)跡。 |
古池から両子山登山口までは林道を含む未舗装路となる。途中の走水(はしりみず)展望所からはアンテナの立つ両子山山頂がかなり近くに望めるようになる・・・が,残りの高低差は約250m,距離も3km近い。展望所を過ぎると,山頂ルートを回避する両子寺への近道が分岐している。 |
登山道は最初の「600mピーク」まではほぼ真北に進む直登ルートで,ピークの少し手前から由布岳が望める。600mピークからは東に90度折れていったん急坂を下り,鞍部から次の「トンガリ山」までが最大の(上りの)難所。急坂を上りつめたトンガリ山には特に標識はなく,そのまま尾根伝いに進んで少し下ると両子寺から続く舗装路に合流。一気に興醒めするが,実はこの舗装路もなかなか手強い道だと下りで知ることとなる。 |
両子山は国東半島の最高峰で,190万年〜110万年前の火山活動による噴出物が半島全体に堆積している。六郷満山の総持院である両子寺を擁する霊峰であるが,半島の中央で一番高いということで現在の山頂はアンテナが立ち並び,メイン登山道も舗装された車道(一般車は通行不可)となってしまった。 とはいえ山頂からの眺めは素晴らしく,この日もかすみ気味ながら,姫島の向こうに浮かぶ山口県(周南や光の工場群),四国の山々,別府湾から祖母山,由布岳,場所を変えて北九州方面まで,ほぼ360度の展望を楽しむことができた(寒いので長居はできなかったが)。 |
(上)北側(周防灘方面)の眺め。 (下)南側(別府湾方面)の眺め。 |
つづら折りの道を半分くらい下ったところで,トレイルのルートは左手の山中に分岐する「お山めぐり」の道に入り,両子山七不思議に数えられる「鬼の背割り」や「針の耳」といった奇岩をくぐり,岩の間に安置された石仏を見ながら両子寺奥ノ院に下る。いよいよ終点が近い。 |
護摩堂から,大きな仁王像の建つ有名な山門に下る石段の途中に,最近建てられたばかりの「仏の里トレッキングセンター」があった。無人の建物内には,国東半島の模型やトレイルコース中の(見覚えある)風景写真が展示されており,さらに最近制作されたと思われる全コースの公式マップ(冊子)とスタンプも置かれていた。マップの各コースには,途中の寺社等でもらえるスタンプの押印欄が設けられていたが,今さらスタンプラリーをする気にはなれない。とりあえず巻末の「全コース完全踏破」のスタンプだけもらっておいた(実際はK-5コースが残っているのだが・・・)。 |
ゴール後は,梅園の里本館内にある「うめの湯」に入浴。天然温泉ではないが両子山の湧水を利用しているとのこと。入浴料は310円。 |