山名/標高 吾妻(あづま)山/1239m 
広島県(比和町)と島根県(横田町)にまたがる山。古来よりタタラ製鉄に用いる木炭の材料とするため森林が伐採され一面の草地と化していた山麓を利用して,明治中期から平成6〜7年頃まで牛の放牧が行われていた。
山名の由来は,この山の頂にたった伊邪那岐命(イザナギノミコト)が,亡き妻伊邪那美命(イザナミノミコト)の葬られた比婆山(御陵)に向かって「吾が妻よ」と呼びかけたという言い伝えにちなんだもの。現在も草と灌木のみで見晴らしのよい山頂からは比婆山連峰が眼前に迫り,見る者を神話の世界に誘う。

山 行 記 録
2001.06.17 クロカン大会のウォーミングアップ。
2002.10.17 県民の森から比婆山を越えて,紅葉散策。
2004.08.08 比婆山を越えて池の原へ。
2005.07.18 比婆山〜吾妻山全山縦走。
2006.11.03 錦秋の吾妻山,晩秋の比婆山。
2009.10.25 比婆山・吾妻山の紅葉巡り。
2010.10.29 比婆山〜吾妻山全ピーク踏破。
2011.10.26 吾妻山から比婆山・御陵のブナ林へ。



池の原より吾妻山全景。(上:2005.07 下:2006.11)


初夏の登山道はツツジやササユリなど,多くの花で彩られる。
放牧が行われていた頃は,花の数はもっと多かったという。(2002.06)


秋,大膳原にリンドウが咲き乱れる。(2002.10)


比婆山(烏帽子山)より,雪の吾妻山全景。(2004.02)


福田頭から望む吾妻山と休暇村。(2011.10)