山名/標高 烏帽子岳(えぼしがだけ)/697m
山口県内にある烏帽子岳(烏帽子山)の中では最高峰となる山で,北西麓には本州唯一のナベヅル飛来地として国の特別天然記念物に指定された八代(やしろ)地区がある。
「烏帽子」の名から連想されるような顕著なピークはなく,ずんぐりとした山体だが,周囲の山々の中ではひときわ高く,虎ヶ岳や竜ヶ岳など周囲の山々から,あるいは熊毛や周東の町からも視認しやすい。
山頂部には南北に連なる2つのピークがあり,二等三角点のある697mの北峰を「烏帽子岳」山頂とし,頂上に祠が鎮座する680mの南峰は「大将軍」と呼ばれているが, 古くは大将軍の方が烏帽子岳と呼ばれていたと考えられている。現在の山頂は樹林に囲まれて展望が全くないのに対し,大将軍からは南(瀬戸内海)側の展望が大きく開けており,登山者の人気も高い。
登山道はナベヅル飛来地の八代を起点とするコースと,南麓の高水から上るコースの2通りがある。

山 行 記 録
2002.12.10 八代コース往復。
2011.09.07 高水コース往復。