山名/標高 火ノ山(ひのやま)連峰
 岩屋(いわや)山/218m
 陶(すえ)ヶ岳/230m
 火ノ山/304m
 亀山(かめやま)/300m
山口市南部の名田島から秋穂二島地区にかけて鋸状に尾根を連ねる山塊(山塊全体で8つのピークを持つ)の最高地点を「火ノ山」といい,山塊全体を指して「火ノ山連峰」と呼ぶ。火ノ山の名は、かつて狼煙場だったことに由来するといわれている。
周囲は江戸時代から昭和初期にかけて開墾された干拓地で、もとは海に浮かぶ一つの島であった。田園風景の中にそそり立つアルペン風の山容は、(名田島・二島方面からは)周囲に目立った山もないため標高以上の存在感があり、また登っても想像以上に見晴らしがよく、期待を裏切らない。陶ヶ岳山頂部は急峻な岩壁で、ロッククライミングの練習場としてもよく利用されている。
登山路は、鋳銭寺の松永氏宅(庭の一部が登山道となっている)から陶ヶ岳〜火ノ山を経て名田島の華光寺に下りる(またはその逆)縦走コースが一般的だが、最近は華光寺周辺が駐車禁止となっているとのこと。火ノ山山頂手前からセミナーパーク内のクロカンコースに出る道(かなり急斜面)もつけられており、自動車利用の場合は、本コースを利用することで周回ルートとすることができる。

山口市名田島からの眺め

山 行 記 録
2001.08.11 陶ヶ岳で岩登りの訓練。
2003.10.04 陶ヶ岳〜火ノ山縦走、セミナーパークに下山。
2011.02.03 潟上から鯨岩を経て岩屋山〜陶ヶ岳縦走。


御伊勢山・雨乞山からは,田園地帯を挟んで真向かいにそびえる八つのピークが一望できる。(2010.12)