山名/標高 甲ヶ山(かぶとがせん)/1338m

高度感満点の「ゴジラの背中」 (2012.05)
矢筈ヶ山の北にそびえる甲ヶ山は,岩がむき出しで尖った山頂部の形からその名が付けられたと考えられるが,元禄年間の記録には「二児山」の記載があり,また幕末〜明治初期の絵地図には「兜山」と書かれており,現在の表記にいつから改まったかは不明である。
船上山から勝田ヶ山,甲ヶ山,矢筈ヶ山を経て大休峠に至る稜線は「裏大山」と呼ばれ,長い縦走路が登山者の人気を集めており,そのハイライトといえるのが甲ヶ山越えである。北(勝田ヶ山方面)には「ゴジラの背中」の異名を持つ長い岩稜,南(矢筈ヶ山方面)は深く切れ落ちた断崖となっており,どちらも危険度が高いので通行にあたっては細心の注意が求められる。

山 行 記 録
2009.06.27 船上山〜勝田ヶ山〜甲ヶ山〜矢筈ヶ山〜大休峠〜大山滝
2012.05.13 大山寺〜三鈷峰〜振子山〜野田ヶ山〜大休峠〜矢筈ヶ山〜甲ヶ山〜勝田ヶ山〜船上山