山名/標高 野道(のどう)山/924m
西中国山地の最西端部にあたる、山口県(阿武郡阿東町、佐波郡徳地町)と島根県(鹿足郡柿木村)の境界に横たわる稜線上の1ピーク。脇を抜ける国道315号線から望む山容は堂々として登高意欲をそそるが、登山道が開かれたのは比較的最近のことのようである。

国道315号線からの眺め。(2005.04)
登山道は徳地町柚木(川上地区)から林道を経由し植林帯を抜けて尾根を伝い山頂に立つ折り返しルートのみ。道は荒れ気味で山頂付近にはササが覆い被さり、初心者の単独行には不向き。
2004(平成16)年の度重なる台風による土砂崩れや倒木で通行困難となっている箇所もあり、いっそうの整備と復旧が待たれる(2005.04現在)。
山頂からの展望はほぼ360度。飯ヶ岳、莇ヶ岳、弟見山、十種ヶ峰などが眼前にそびえ、青野山、高岳山、日暮ヶ岳などが遠くに佇む。
2004年12月に、徳地町によって北東の三ツヶ峰までの縦走路が開かれた。この区間は以前は完全なヤブ地帯で、その困難さから逆に一部マニアが訪れていた場所だが、ヤブがきれいに刈り払われ、明るく広々とした縦走路になった。莇ヶ岳、弟見山の展望が良く、途中には小規模だがブナ林もある。距離は約3kmで、所要時間は1時間〜1時間30分。

山 行 記 録
2002.10.16 徳地町柚木から往復。
2005.04.16 野道山〜三ツヶ峰〜高岳山縦走。