山名/標高 白石山(しらいしやま)/541m

真田ヶ岳からの眺め。右奥は狗留孫山。(2002.08)

佐波郡徳地町と山口市の境にある山。この山に多く含まれている花崗岩が風化浸食により山中いたるところに露出し、巨岩・奇岩が散在する独特の雰囲気を作り出している。古くは観音信仰の霊場で、山頂直下にある大きな岩窟は、かつての修験道場の跡といわれる。現在は地元有志により、この岩の下で接待講が催されるようになり「接待岩」と呼ばれている。岩窟の中には水が湧き、キャンプも可能。
山頂手前には大きく平たい岩の舞台があり、東から南〜西にかけて広がる約180度の展望は圧巻。ここを通称「物見岩」といい、絶好の昼食・休憩ポイント。三等三角点のある実際の山頂は眺めが悪く狭い。
ここは徳地町指定の名勝となっており、登山コースも徳地町側に整備されている。駐車場が用意され、道も過度に整備されることなく歩きやすい。下山路は往路の折り返しだが、途中に「引廻し」と名付けられた周回コースがあり、利用すると面白い。
所要時間は正面コースの上りで1時間程度と、誰でも気楽に登れる。

山 行 記 録
03.01.17 冬の白石山(正面コース往復)
05.04.24 春の白石山(正面コース〜引廻しコース周回)
14.01.19 雪の白石山(正面コース〜引廻しコース周回)