山名/標高 十種ヶ峰(とくさがみね)/989m

高岳山からの眺め。(2001.04)
山口県阿東町と島根県津和野町の境にそびえる尖峰。「長門富士」とも呼ばれる。
江戸時代に長州藩によって編纂された「防長風土注進案」には「徳佐ヶ峰」として、御食主命が十種の神宝を埋めたという伝説が記されている。これが現在の山名表記の由来。
広い緩斜面を持つ北側は開発が進み、スキー場、オートキャンプ場、県野外活動センターなどの施設が建てられ、山頂手前まで舗装された車道が延びており、登山道もゲレンデや車道に寸断されて興をそがれてしまう。開発が進む以前によく登られていた南東の神角(こうづの)地区からの登山道は長らく放置され荒れていたが、最近になって整備され登りやすくなった。この他、南の福谷池(福谷堤)からも登山道が延びている。山頂からは遮るもののない360度の展望が広がる。
毎年8月の最終日曜日には、山頂をゴールとする「十種ヶ峰登山マラソン」が行われている。

山 行 記 録
2002.01.06 雪中山行。
2002.10.16 野道山登山のついでに寄り道。車道終点から山頂へ。
2004.01.31 神角コースから雪の山頂へ。
2004.05.15 福谷池コース。


(左)雪をかぶった十種ヶ峰。国道9号線より撮影。(2002.01)
(右)秋、十種ヶ峰とコスモス。国道315号線にて。(2002.10)


阿東町徳佐中からの眺め。(2005.04)