霧島錦江湾国立公園の特別保護地域を含む,えびの高原や霧島山麓を周回(一部往復)するコース。
スタート/ゴールは,両部門ともえびの高原ピクニック広場となる。
[2013ショートの部]
スタート後県道1号伝いに韓国岳登山口まで上り,遊歩道を伝ってピクニック広場入口まで戻る。その後山道に入り,約100mのアップダウン(地図上は無名だが,コース図には"えびの岳"と記載)の後再びピクニック広場を通過。ここが1つめのエイド(給水のみ)となる。
その後県道を渡り,白鳥山山頂(1363m)まで約150mを上る(約8km地点)。ここから約13kmはほぼ下りのみの区間。白鳥山から六観音御池のほとりに下り,さらに白鳥郷土の森〜満谷林道を経て標高差約700mを下る。白鳥郷土の森の走路には「遊歩道」の看板が立っているが,一般的な登山道と変わりなく,木の根や石などに足を取られやすいので注意。また一部迷いやすい分岐もあるので,枝などにつけられたテープの確認が欠かせない。危険要素の多い反面,急傾斜は少ないので,山慣れた人にはタイムを稼ぎやすい区間となっている。
満谷林道から渓流を渡り,200〜300mの急坂を上る(下りてくる先行ランナーとすれ違う)と2つめのエイド(給水+食事)がある白鳥温泉下湯の広場に出る。ここからゴールまで残り8.5kmはほとんど上りとなるので,エネルギーをしっかり補給しておきたい。
下湯からは白鳥神社を経て上湯手前まで上り,県道伝いに少し下って山道に戻る。先ほど上った下湯手前の急坂を逆に下り,分岐を来た道と逆方向へ,えびの高原までの長い長い上りがはじまる。この区間はほとんど樹林帯の中で眺めはなく,距離表示もない(国立公園エリア内につき標示類の設置ができない)ため,残り距離やゴール時間が予想できないまま延々と進むしかない。途中からは往路の下りルートに合流し,見覚えのある山道を逆に上ってゆくこととなり,途中でしばしばロングコースの先頭集団とすれ違うようになる。休憩を兼ねて,スムーズな離合に協力しよう。
やがて傾斜が緩やかになり県道の脇に出られるが,すぐに往路では見覚えのない上り坂に入り,そのまま最後の難所,硫黄山(1317m)への上りとなる。観光用に石段が整備されているが,疲れ切った足には上り・下りとも辛い坂道である。ここを抜けると舗装された遊歩道の下りとなり,ゴールまで安全に走ることができる。
ロングの部は,前半部で栗野岳山麓周回などの後,ショートの部のコースに入る(経路は若干異なる)。
エイドは,ショートが2ヶ所,ロングが3ヶ所と少なく,ランナーには1.5L以上の飲料水携行が義務づけられる(スタート前チェックあり)。制限時間はロング14時間(5:00-19:00),ショート7時間(6:00-13:00)。 |