大会名 第11回作州・加茂郷フルマラソン全国大会
開催日・天候 2003年4月20日(日)・雨
開催地 岡山県苫田郡加茂町、阿波村
部門 フルマラソン(18歳以上男女)
ミニマラソン(4.2195km、小学生以上男女及びファミリー)
参加者 しもさん・・・フルマラソン
コース概要 (フル)加茂町スポーツセンターを出発し、隣の阿波村で折り返し。 高低図によると、スタートから3km辺りまで40mの下りで、以後折り返しまで330mの上り。折り返し後は一部別のコースを走るが、ほぼ逆と考えてよい。
参加賞 Tシャツ、タオルのほか、便利なハンディバッグ(ミズノ)がもらえます。それに昼食券(カレー、焼きそば、 うどんのいずれか)と百々温泉・めぐみ荘の入浴券がついています。参加費3500円は、 フルマラソンとしてはお買い得です。
各自に小学生からの励ましのお手紙も入っていて、感動ものです(ToT)。お返事を書きましょう。
また、当日は、豚汁・無料サービスもありました。
コメント
プロジェクト MAX (カモノシモ号の挑戦)

放牧中のカモノシモ号
4月上旬、ソエ(*)の痛みを訴え、富士すそ野牧場での放牧休養を明けたカモノシモ号は、 標準体重+13kg(前走比+3kg)と究極の太め残りのまま4月20日開催、"加茂川特別"への参戦と なりました。直前10日間の3kg増に関しては自分でも何を食べたか覚えていません(ブ〜)。 この年齢でも成長し続けているカモノシモ号は、未だかつて経験のない最大体重でレースに挑みます。
題して、「プロジェクト MAX」。(カゼのナカの〜ス-バル〜〜...(^o^)
会場まで道のり、250km。輸送中のBGMは、もちろん"地上の星"。
(*ソエ=管骨骨膜炎。若馬に多い病気)

[前夜祭]
今回、私は、インターネットで知り合った香川の"のぶさん(4:03:08)"(吉備路で対面済み。しまなみも同行。)と共に前夜祭参加、並びに同じ旅館を申し込んでいました。同じく、地元加茂町の"カモランさん (5:36:50)"(ガソリンスタンド経営)はスタッフ内でも顔が広く、色々と案内していただきました。この方は娘さん(おしくもリタイア)と息子さん(3:40:40、しまなみにもエントリー)の家族3人での参加です。
前夜祭は、マラソン実行委員会の委託で、商工会青年会とそのOB会の方々で開催されています。 準備された、焼きそば、おでん、おにぎりなどは絶品で、ついついビールや名産の柿ワインも進みました。 町長さんにもお酌していただきました。参加人数に対し、食べ物のボリュームは相当なもので、 「夕食はここで。」と考えてOKです。 参加費は格安の1500円で、申し込み時に支払います。参加者は100名程度だったでしょうか。 エントリーの1割くらいの人数です。丁寧に作られた"出身地付きの名札"が準備されていて、それを 首に掛け、本格的なカーボパーティーになります。
昨年は太鼓やバンド演奏があったそうですが、今年はほとんどの時間を、マイクを回しながらの 自己紹介に費やしてました。参加者の感想は色々でしたが、私は短時間でたくさんの方と親睦が 深められたので、今回の方式に賛成です。

[旅館]
旅館は、申し込み要項にも記載されている"八木旅館"さんに3年連続でお世話になりました。 1泊2食とビール1本で計7700円でした。 ここの食事は、品数も多く、ボリューム満点です。ランナーに とって一番ありがたいことです。 おかみさんも、めっちゃ元気な人です。
大会は今回で11回目ですが、第1回からここを利用している人も数名 いらっしゃいます。 私も年々友達が増えてます。
さて、私はあれだけ前夜祭でおでんをいただいた後に、こちらの夕食も全部いただきました。 同じ時間帯に食べる人は、必然的に前夜祭に出席した人となり、これまたおおいに盛り上がりました。 5、60代の方々の中で、私は赤子のように、かわいがられました。テーブル正面には、フル出場回数108回、100回、66回の、話が上手な関西の方。左隣は、聞き上手で、ニコニコしながら、みんなのご飯を よそってくれてた、島根・大田走ろう会のIさん。(62歳、3:24:27)カクシャクとされ、 とても優しいお父さんで、当日、私の完走にも、とてもよろこんでくれました。Iさんの お知り合いのTさん(4:11:09)は、当日お会いできませんでしたが、萩往還250kmでは、ここ数年、 2位,3位の方とか。右隣の静かな方は、香川のNさん(3:56:37)。「フルは、ゼイゼイいって走るので あまり好きではありません。」というNさんも故障中とか。でもボソボソしゃべるのを、よく 聞いてみると、故障の原因は、韓国での250kmで、とのこと(*o*)。「昨年、スパルタスロンを、3回目で やっと完踏したけど、私、しんどいとすぐ歩いちゃうんです・・。」
(−−;) ・・・絶句です。出るだけですごいっ・・・。ということで、楽しい晩餐でした。

[レース当日]
レースは過去最高の974人がエントリー(ミニマラソンは90人)。内、6時間の制限時間内でゴールしたのは724人。
天候は朝からず〜っと雨。不安定で、途中、雨足もかなり強くなりました。序盤の小康状態の中、 暑さで雨具を脱ぎ捨てた人は、後半、痛い目をみたようです。
私は、雷雨の予報もあったので、脱いでもウェストバッグに保管しました。身体には、ヴィクトンの他、 腹や脚にワセリンをドップリと塗布していたので寒さ対策は完璧。
コースは前半、標高差330mをひたすら上ります。27〜29分/5kmのラップとなりました。
前半は、1:59、下りの後半は、1:56で、ゴールタイム 3:54:53(40歳代112位/222人、総合285位/724人) でした。故障再発なし、と判断した35〜40kmは必死になって、26:41/5kmと頑張れましたが、 「ヒーハー,ヒーハー」なりふりかまわず声を出して走っていると、それがリズムになるのか(?)、抜く人、 抜く人にピッタリ着かれ、小集団ができました。が、40km以降、お役御免で皆さんにしっかり 置いていかれました。シュンッ...

”昨年の写真ですが・・・”
山陽新聞から抽選で写っている人にプレゼントされます。
大きいのが、私。
この大会は、仮装の人が多い大会でもあります。また、その人たちが、けっこう速い本格ランナー であることも特色のひとつです。7km地点で、着ぐるみに雨が浸み、失速している "黒うさぎくん(?)"にようやく追いつけたり、併走していた"セーラー服"の女性は、10km地点で ギアチェンジして、ピュ〜ッと視界から消えたりと色々でした。おそらく、あの方は3:40前後のゴール でしょう。沿道の方にもかなり注目されていて、「カメラ、持ってくりゃ〜よかったの〜。」という おじさんの声をよく聞きました。ストーカーと思われたくない私は、彼女とは、トライアスロンのドラフティングルール なみの平行距離を保ちました。あんなに速いんだったら、機関銃でも背負えば、もっとウケた でしょうね。(古ッ!!)
そんなこんなで、ウェイトMAXのカモノシモ号は、途中のおにぎり、お好み焼きにも目もくれず走り続け、 ぬいぐるみにトコトン抜かれまくった昨年(5:18:27)のリベンジを果たしました。しかし、本大会での カモノシモ号。ランシャツ1枚とはいえ、沿道の皆さんの目には、何かの"ぬいぐるみ"に映ったと推測 されます(ブ〜)・・・。

[コース]
標高差330mの上りは、ほとんど均等な勾配なので、高低図を見ての印象ほど苦になりません。
後半、タイムが落ちないので、中間点で目標タイムの半分をオーバーしていても、決して気落ちしない ことです。
エイドは、5kmごとに水、エネルゲンがあり、20kmからは、バナナ、かりんとう、一口パンが加わります。 ここまでは、プログラムに書いてありますが、ボランティアの方が多く、おにぎり、巻きずしなど、 後半のエイドは、2,3kmごとにあります。全箇所で試食すると、かなりのタイムロスにつながります。 極めつけは、35km地点のお好み焼き。毎年、大人気です。私は3年連続我慢してますけど、 ここで15番ほど順位が上がります。
沿道の応援は、子供からお年寄りまで、雨天であろうと、毎年盛大です。最終走者までしっかり 待っていてくれて、復路では、「お帰りなさ〜い。来年も来てくださいね〜。」の暖かいお言葉に、 選手のみなさん、しっかりと答えています。
私は今回、不調の中、子供たちとハイタッチができる「10km地点まで 脚がもてばいいな。」の思いで 参加させていただきました。全部が見られてしあわせです。

作州・加茂郷の皆さん、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

(しもさん)
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
しもさん フル男子40〜49歳 3:54:53 112/285 種目/総合
利用温泉 参加賞として入浴できる百々温泉の湯・めぐみ荘に入りました。
昨年、移転し新築され、とてもきれいで広い施設です。お湯は透明で柔らかく、美作では、 "美肌づくりの湯"として古くから親しまれ、疲労回復にも効能があるそうです。
うれしいことに、お世話になった八木旅館の内湯も、同じくとのことでした。
その他 [朝市]
お土産には、山菜がおすすめです。"こごみ"などは、市価の半値くらいです。アクがないので、 ゆでるだけで、おつまみには最高です。このコーナーは朝のみで、レース後にはありません。 お買い物は朝のうちに・・。
近くにまったくコンビニがないので、ガス欠対策として、朝市の"よもぎもち"などもよいでしょう。 私、3個食べちゃいました。(朝の4杯めしは、どこへ・・)
[観光]
コースの折り返し点付近から1kmほどそれた所に、"尾所(オソ)の桜"という立派な山桜がある そうです。推定樹齢は550年。花と葉が一緒に出るめずらしい種だとか・・。時期的にもよいので、 来年はカメラに納めたいです。レース中は・・・寄れませんね。