大会名 第17回山口100萩往還マラニック大会
開催日・天候 2005年5月2日(月)〜4日(水)
 2日・曇のち晴/3日・晴/4日・晴
開催地 山口県山口市、萩市、長門市、防府市ほか
 (市町村合併により、旭村・川上村が萩市に、油谷町・日置町・三隅町が長門市に、豊田町が下関市になった)
部門 マラニックの部:250km、140km、70km、35km
歩け歩けの部:60km、35km
参加者 桜井、原田、テツ・・・250km
酒好きランナー・・・140km
ぐっち・・・35km
コース概要
250km
(制限時間48時間)
山口市(瑠璃光寺)スタート〜小郡町〜美東町〜秋芳町〜美祢市〜下関市(旧豊田町)〜長門市(旧油谷町・川尻岬、俵島〜旧日置町・千畳敷〜青海島〜旧三隅町)〜萩市(笠山、東光寺〜旧川上村〜旧旭村・萩往還)〜山口市(瑠璃光寺)ゴール
140km
(制限時間24時間)
山口市(瑠璃光寺)スタート〜防府市(英雲荘)折り返し〜山口市〜萩市(旧旭村〜旧川上村〜笠山〜東光寺)折り返し〜山口市(瑠璃光寺)ゴール
70km
(制限時間12時間)
山口市(瑠璃光寺)スタート〜萩市(旧旭村〜旧川上村〜萩城址)折り返し〜山口市(瑠璃光寺)ゴール
60km
(制限時間18時間30分)
防府市(英雲荘)スタート〜山口市〜萩市(旧旭村〜旧川上村〜萩城址)ゴール
35km
(制限時間10時間30分)
山口市(瑠璃光寺)スタート〜萩市(旧旭村〜旧川上村〜萩城址)ゴール
参加賞 Tシャツなど
コメント 今回もリタイアしてしまいました。
リタイアの場所は鯨墓から帰りの黒瀬峠、156Km地点です。体の方は大丈夫だったのですが、足が痛くて、残り時間も少ないことから収容車に乗ってしまいました。足の痛みは、長いこと歩いているのでその積み重ねによる足首から足の裏の耐え難い痛みです。1日休めば直ることは分かっているのですが、歩いているときには我慢できません。ひとえに練習不足でしょう。
テツさんと原田さんとは青海島入り口の橋の上で出会いました。


青海島・高山から通方面遠望(2003.03)
今回はいつもより長く走った割には時間の貯金がまったくできませんでした。305人中常に297〜8番あたりで最後から3〜10人と言われていました。例年になく遅い人も少なかったように思います。最初こそ時速7Km程度だったのですが、途中では平均しても時速6Kmを割り込むようになりました。それでもいつもよりはかなり多くの距離を走っていました。到着時間は、
 豊田湖:2時50分
 海湧食堂:7時50分
 川尻岬:11時45分
 千畳敷(西坂本):15時30分
 鯨墓:21時20分
アップダウンもさほど気にならず、昼間は暑いながらも走り続け、体調も良かったのですが、鯨墓を折り返した時点で足が痛くなり、気力も失せてしまいました。

会場の駐車場に到着したのが17時40分、食事もしないで急いで準備して瑠璃光寺へ行きました。最後のウエーブからスタートしゆっくり走りました。最初の上郷のエイドでは人がけもまばら、自転車道の上りになると前後に誰もいなくなりました。今回は急な上り以外は走りとおしたのに、豊田湖到着は昨年より1時間遅れです。これからも先もいつもよりは走っていたのですが、既に疲れで幻覚症状があらわれ、周りのものが何か他のものに見えるのですが、近づくと雑草とか樹木です。半分眠っていてはっとすると道路の中央や端に寄っていて、もとに戻るの繰り返しが続きました。走るスピードも相当遅くなっていたと思います。幻覚はずっと続いたのですが、眠気のほうは3日の午後からなんとか抜けていました。それといつもより走るのが遅いせいと思いますが、夜中が寒くて1枚余分に着ていました。
レース中の食事は、2日夕食はコンビニのむすび1個、次のエイドでパン1個、豊田湖エイドではむすび1個(うどんは残しました)、大妨ダムで汁を1杯、海湧食堂でご飯半分(も残し)、川尻岬でカレー半分(も残し)、静が浦のエイドがないようなので鯨墓でパン1個、あとは飲み物とアイスクリームでした(めたろ〜さんの1回の食事の量にもならないと思います)。宗頭で風呂に入ると猛烈にお腹が空いて倒れそうでしたが、食べられたのはみそ汁とむすび1個弱です。スタミナ不足の原因でしょう。

宗頭からの帰りのバスは定期便の貸し切りでした。話をすると運転手さんは自転車レースをやっていて、昨日の国東160Kmレースに出て足が痛いとのことでした。
バスの中にうっかり1万円を落としてしまいました。大田バスセンターから山口に帰るのに小銭しかないので運賃が足りるか心配でしたが、なんとか県庁まで帰ることができました。落とした1万円は大田バスセンターでバスを待っているときに、運転手さんが届けたとバス会社から連絡をもらって、後で受け取りに行きました。感謝です。

(桜井)

大阪のしもさ〜ん、この掲示板見てますか?夢に見た萩往還250kmゴールできましたよ。


雪の萩往還・六軒茶屋
(2004.03)
昨年の豪雨で意気消沈、今年は雨対策をテーマに装備を揃えましたが携行品が増えるとその分身体に負担がかかる。萩往還の面白さは練習・体調・天気・心理・コース・装備など、さまざまな要素がからんで本番を迎える楽しみがあります。
今年は3日間晴天が続きそうなので、千載一遇のチャンス。第2ウェーブでスタート。豊田湖(57.4km)にam1:30ごろ到着。この辺りから睡魔が襲い始めましたが、今年は満天の星が頭上に輝いているので、気持ちよく走れます。大坊ダム(75.8km)へは昨年は土砂降りの雨の中既に明るくなっていましたが、今年は夜明け前に着くことができました。
朝日にキラキラ輝く油谷湾を見ながら、海湧食堂へ。名物のお粥が冷たくて私の口には合いませんでしたが、食べ続けないと走れないので無理やり流し込んで俵島を目指します。俵島手前でテツさんと最初の遭遇。過去2回よりテツさんにあまり離されていないので天気のせいか今年は調子がいいかもしれません。俵島(97.3km)で最初のチェック。帰路はチョット近道をして、川尻岬のカレーを食べに。この辺りからベルギーの選手と前後して走るようになります。ネイチャーと萩往還の連荘なのでかなりバテバテですが、背がたかいので1歩1歩の歩幅が私の倍近く、いつの間にか先行されるのですが、休憩を極力減らしているので、ベルギーさんが休憩している間に私が先行していきます。千畳敷で私より先にスタートした選手が西坂本エードに着いた時には、すでに休憩している私を見て驚いておられました。いつ私に抜かされたのか覚えていないようすです。覚えていないはずです、チョットここでも近道をしました。
それにしても天気が最高で、棚田〜立石観音〜千畳敷とすばらしい景色を堪能して疲れを感じませんでした。千畳敷の登りも山の魔王・山のお察しくださいとのトレーニングの成果か、どんどん抜いていきます。この時点で昨年より2時間ぐらい早く着いているようです。
黄波戸漁港もショートカットしていたら、先行していた選手が後戻りして私にくっついてきました。
仙崎に着いたのが3:30ごろ、こりゃ明るいうちに鯨墓を往復して仙崎に帰って来れそうです。鯨墓ではテツさんがおられたので、ご一緒させていただきました。昨年は鯨墓に着いた時は真っ暗でしたので、この時点で完踏が頭をよぎりました。青海大橋手前で初めて桜井さんにお会いしました。暑さが苦手な桜井さんですが足取りが軽く感じました。
9:40ごろ定宿宗頭に到着。萩往還最大の鬼門ですが、予定より2時間あまり早く着いたため余裕があります。私は直ぐに出発するつもりでしたが、萩のベテラン・テツさんが1時間仮眠したほうがいいと仰るので、仰せの通り仮眠から覚めると体がすごく軽くなっています。仮眠の効果にビックリです。
11:15ごろ定宿をスタート。今晩も星がきれいでナイトランが楽しいです。鎖峠からは三見までは国道を離れて山道へ。薄気味悪い道ですが三見駅でチェック。ここからは5人ぐらいの集団で萩を目指しました。笠山に向かう時にはすっかり明るくなり試走会でご一緒した山本さんに遭遇。すこぶる元気でした。笠山から虎ヶ岬に向かう途中で豊田湖手前でご一緒した女性ランナーと話しながらのラン。

3度目の正直!!
(ツガニさん撮影)
東光寺で最後のチェックをして瑠璃光寺を目指します。この辺りより足裏が痛くて痛み止めを飲みはじめました。
往還道に入ると前方より、お〜!藤田さんが走ってくるじゃありませんか。おもわず抱きつきそうになりました。明木手前ではぐっちさんにお会いすることができ、気分一新ゴールを目指す予定でしたが、ますますヒドクなる足裏の痛みに鎮痛剤の一気飲みをしたら意識が吹っ飛んでしまいました。その後は何で自分がゼッケンつけて走っているのか、ここが何処なのか、サッパリ分からなくなり。夢遊病者のような状態で、この夢暑いし、喉が渇くし、足が痛いので早く覚めないかなあと、思いながらそれでも本能だけで走っていました。ゴールした時は何がなにやら分からず精神異常がピークを迎えていました。
ツガニさんにいただいた冷たいビールを飲んで少しづつ意識が戻り始めたようでした。
ツガニさんビールをありがとうございました。中村さん宗頭ではお世話になりました。

(原田)
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
原田 250km 46:29:45 134  
テツ 46:49:30 147
桜井 リタイア  
酒好きランナー 140km 21:57:09 78
ぐっち 35km    
利用温泉  
その他 大会公式ホームページ...http://www.hagi-o-kan.com/