大会詳細

収容バスで宗頭文化センターへ行き風呂に入って翌日の朝まで眠ってしまいました。朝起きるとDOIさんがリタイアしていました。仙崎公園前の往路でリタイアしたとのことです。宗頭文化センターから帰りのバスは，山口行きになっていました。しかし、１台は萩に行くとの情報が流れ、萩行きの路線バスに乗り遅れた人もいて、結局１台は萩経由で山口に帰ることになりました。

Aコース２５０Kmの申込みは３６６名、Bコース１４０Kmの申込みは４４５名、Cコース７０Kmの申込みは３１９名と参加人数が大幅に増えていると思います。来年の２５０Kmはすぐに定員になりそうです。
今回のスタートは自動計測になったので最後の組でスタートしても１０分遅れでした。
結局、今年の萩往還は宗頭文化センターの体育館のモップかけで終わりました。

スタート地点に45分前に着いたのですが、すでに沢山のランナーが並んでおられたので土井さんと最後尾に着いて翌日の140kmにエントリーされている知り合いのご夫妻の応援をいただき、第5ウェーブで18：07にスタートしました。
スタートして1kmぐらいの交差点の真ん中で選手が一人転倒し動かないので数名で歩道へ担ぎ出しスタッフの人に後はお任せして走り始めました。（転倒した選手はわずか1kmで終わったのか定かでありません。）萩往還の特徴の一つがこの18：00のスタート時間で、1時間後からライトを頼りの夜間走行に入ることです。初めて参加される選手は右も左もわからない状態で、一人にならないように前の人にくっついて走りオーバーペースで潰れるかたや、道を間違えて遅れを取り戻そうとしてペースを乱すかた、転倒でリタイヤされるかたなど、夜間走は昼間に比べて疲れます。転倒には気をつけようと思った矢先、上郷を過ぎてサイクリングロードにはいったところでやっちゃいました。初転倒ダメージは右膝、右股関節、左肩、右手のひら、多少顔面、眼鏡が壊れなくてよかった。とりあえず次のエードで傷の具合を見ることにしました。右膝はタイツが裂けて血がでていたので、持参したデカカットバンで処置し肩の傷と手のひらはたいしたことなさそうなのでそのままスタートしました。後々この転倒のダメージが私を苦しめるとはそのときには知る由もありませんでした。
このあたりで桜井さんが追いついてこられ、下郷駐輪場（27.8km）までご一緒しました。時間は21：30。このあたりから強烈な眠気第一弾が襲ってきました。西寺交差点（44km）に0：00到着、眠気と空腹で隣のコンビニで食料を調達し最初のチェックポイント豊田湖に着いたのが2:15で昨年とほぼ同じ時間です。チェックを済ませ大坊エード80km地点には夜が明ける前に着きたかったのですが、転倒のダメージで走りのバランスが悪く右半身をかばうように走っているので疲れるわりにはペースがあがりません。酒好きさんは絶好調で海湧食堂(86.7km)へは夜明け前に着いたそうですが、私はすっかり太陽が昇りきった7：18に着きここで土井さんと一緒になりました。土井さんは油谷中学に着替えに行かれ、私は荷物を預けてないのでそのまま俵島(98.8km)を目指しました。キツイアップダウンに泣きをいれながら8:50到着、第3チェックの川尻には10:30に到着。カレーを注文したのですが、ご飯少なくなり、1人前を2〜3人前にしているようで少食の私でもチョット物足りないので、飴を頬張りながら仙崎(142.6km)に5：08到着、明るいうちに鯨墓に行けそうです。青海大橋を渡りきったところで酒好きさんとすれ違いました、その差20km。酒好きさん絶好調です、この調子なら7；00ごろには宗頭(147km)に着くような勢いです。
鯨墓を往復し宗頭に到着したのが23：50、廊下で20分仮眠し0：30出発。鎖峠であまりの眠気に道路の脇で10分ばかり仮眠を取り、三見駅(187.6km)を目指しました。ここで仙崎からご一緒した東京から参加された選手がペースについていけないということで別行動になり、いつお化けがでてもおかしくない三見〜玉江間を寝ながらなんとか玉江駅（194.3km)に着いたのが4：35。ここで10分仮眠して虎が岬まで2時間はかかりそうなのであまり余裕がなくなってきました、というものの転倒のダメージで右半身をかばって走っていたのでここにきて右足首が腫れあがって痛くて走れなくなりました。
最終チェック東光寺に10：00到着で、歩いても完踏が見えてきました。
明木で70km参加の藤田さんと遭遇、酒好きさん無茶速いようといいながら走り去りました。
一升谷(229.9km)を越えたあたりから今年も脳が壊れました。記憶が途切れ途切れで気がついたらなんでこんなところ走っているんだろうか？荷物を運んでるなら郵便局から送ればいいのに、自分が今なにをしているのかわからなくなり、現実なのか夢なのか区別がつかなくなり、夢なら次のカーブまであっというまに行きたいなあ、などと訳のわからないことを考えていました。
気温が急に下がりはじめとうとう雨まで降ってきました。雨にうたれながら少しづつ夢じゃなく現実なんだと認識できるようになり、15：29瑠璃光寺にゴールできました。