大会名 第13回村岡ダブルフルウルトラランニング

大会詳細

開催日・天候 2010年9月26日(日)・曇
参加者 テツ・・・100km
コメント 9月26日村岡ダブルフルウルトラランニングに参加してきました。
2007年は直前に急な故障で受付のみ、昨年は100kmマラソン初のリタイアを経験した大会で、今年も昨年同様腰痛を抱えての参加でリタイアも仕方なしとも思いながらの参戦です。
この大会も参加数が増え、ついに3種目合わせて1,000名を超え、特に44kmの参加申込は584名と半分以上を占めていました。44kmといっても40kmは上ってるか下ってるかのコースですので結構ハードなんですが。
また、今年から、スタート地点がゴールの村岡小学校に隣接する道路になったので、駐車場が近くなりました。

午前5時、ゴールの村岡小学校に隣接する道路に変更なったスタート地点を出発。すぐに村岡の商店街を走るのも変更された部分ですが、商店街には秋祭り?の提灯が灯されてちょっと幻想的な雰囲気でした。その後5kmはほぼ平坦な部分を走りますが、5kmを31分ばかり掛かってました。混雑もありますが、やはり思うほど走れていなかったです。その後は、距離表示を見落としたり、ウォッチのボタンを押し間違え止めてしまったので、最後まではラップを計れていませんが、キロ6分をきることはほとんどありませんでした。
やはり、腰の具合が良くなく、20km辺りから、エードで止まった後や、歩いていて走り出そうとすると、短時間ですが動けなくなるほどの痛みに襲われる始末で、ゴールどころかリタイアすべきか考えながらの走行になりましたが、まだ時間があり、昨年のリタイア地点までは行きたいと思い、休憩を短めにして先を目指しました。しかし、ペースは上がらないまま、30kmは3時間17分、40kmは4時間35分、この後蘇武岳への急坂上りもあり、50km地点では6時間14分になっていました。このままのペースなら、単純計算で12時間30分、大きくペースダウンしなければなんとかゴール関門には間に合いそうですが、腰痛しだいという不安を抱えているので油断はできません。
やっとの思いで、蘇武岳の山頂(ではありませんが)エードに到着、一息入れているとナンバーカードに山口市と書いているランナーを見つけ顔をみると、ランナーズ山口のKさんでした。Kさんとは今年の萩往還マラニック2日目にボランティアスタッフとして一緒に救護車に乗りお手伝いをさせてもらった方です。ランナーズ山口からはほかにお2人が88kmに出られていました。Kさんは初参加ということもあり、コース案内をしながら付かず離れずの展開で先を目指すことになりました。
気になるのは途中の関門時間です。まず73.3km地点10時間、何とか間に合いそうですが、後を考えると少しでも早く通過したいところです。救いは動けなるほどの腰痛がいつの間にか治まっていたことです(もちろんペースが上がる訳ではありませんが)。
73.3kmの関門は何とか間に合いましたが、そこでの休憩と靴を履き替えたのが悪かったのか、両ふくらはぎが急に痛み出し、歩くのがやっとの状態になり、長楽寺への上りがきつく、次の91.2km地点12時間の関門が間に合わんぞと焦りも出てきました。Kさんには先に行ってもらい、昨年のリタイア地点のあけぼの山荘(81.1km)までは行きたいと、半ばあきらめ気分で歩を進め、やっとあけぼの山荘エードに到着。ずっと先に行ったと思っていたKさんも少し前に到着し、一緒に小休止。
しかし、10km先の関門まではもう間に合いそうにないと思うのだが、次々と先を急ぐランナーがいる。念のため、関門時間を認すると、なんと30分間違えていた。まだ、80分くらい残っていた。この後は6kmのゆるい下りと4kmの平坦だ、アクシデントでもない限り、今の状態でも70分あれば何とかなりそうだ。諦めかけていたゴールが見えてきた。それでも最後の一二峠への上りが残っている。峠への上りは歩くだろうから、次の関門を10分でも5分でも早く通過したいと、Kさんと一緒に走り続け、関門を制限時間の十数分前に通過できた。もう、時間内であれば少々遅くても構わない、順位なんてどうでもいい、フィニッシャータオルが貰えればいいやと峠への上りを前にエードで一息。
暗くなるのでペンライトを渡され、峠道を歩いて上る、傾斜が緩くなると走る、疲れるとまた歩く。道路脇に、44km参加者への応援プラカードが見えてきた。「もうすぐ上りが終わりますよ。」とKさんに話したら、プラカードが途切れない。それもそのはず、500名以上も参加していたのだから(笑)。それでもゴール関門に40分残し上りきり、下り4.5kmを残し一二峠エードで一息。
さあ、後は下るだけだと思ったらまたふくらはぎが痛み出した、どうも休んでいる間に冷えたらしい。痛みを堪えながらゆっくり歩を進めていると温まり痛みが消えてきた。よ〜し!これで大丈夫だと、残り3km余りをこの日一番のスピードでゴールを目指す。順位は気にしないといいながら、抜くことはあっても抜かれはしない、バイクのライトで照らされた道を下っていった。「お帰り〜」という声を聞きながら、Kさんと一緒にゴールし、フィニッシャータオルを肩に掛けてもらった。13時間48分51秒自己ワーストを更新したが、今回は妙に嬉しかった。一時はリタイアを考えていたのに、ゴールまで一緒していただいたKさんに感謝。

(テツ) 
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
テツ 100km 13:48:51 173 100km完踏者191名
利用温泉  
その他