大会名 RUN and BIKE in MIZUHO Enjoy Summer 2012
開催日・天候 2012年9月9日(日)・曇
開催地 島根県邑智郡邑南町 瑞穂ハイランドスキー場
部門 トレイルラン(17km,8km)
MTBダウンヒル競技(10km)も同時開催される。
参加者 桜井・・・トレイルラン17km
和崎・・・トレイルラン8km
コース概要 瑞穂ハイランドスキー場をスタート/ゴールとし,冬期はゲレンデとなる草斜面や登山道を経由して,周辺の山々に登る折り返しコース。スタート地点と最高所の高低差は500mくらいで,十種ヶ峰10kmコース(約600m)と比べると一見楽そうに思えるが,実際はその500mを4km足らずの距離で上り下りさせられるため,遙かにきつい。コース中には舗装路がほとんどないうえ,登山道はぬかるんで滑りやすいため,トレイル専用シューズ必携。

8kmの部は,[タタミ]リフト前〜[ビッグモーニング]直登〜登山道(尾根直登)〜阿佐山〜[スカイライン]周回後折り返し。エイドは[スカイライン]に1ヶ所(2回通過)。距離表示は全くない。
17kmの部は,[タタミ]リフト前〜[タタミ]直登〜〜畳山〜登山道(尾根直登)〜阿佐山〜[スカイライン]〜[チェスナット]〜丸瀬山〜尾根伝いに阿佐山へ戻り,以後折り返し。エイドは2ヶ所で,こちらも距離表示はなし。

※[  ]内は,スキー場のコース名。
参加賞 ドリンクボトル(500ml),タオル,いわみ温泉入浴割引券など
コメント 今回が第1回目となるこの大会のトレイルランの部に参加しました。桜井さんがロング(17km),私がショート(8km)です。広報不足なのか,エントリーは両部門合わせて40名に満たない少人数でしたが,いろいろと面白い大会なので,次回以降の適度な参加者増に期待したいと思います。
6時過ぎに下松SAで桜井さんと合流し,8時前に会場に到着しました。大会ホームページに各部門のコース図がアップされていたのですが,当日もコース図が配布や掲示されるだろうと思い,よく確認しないままでした。しかし,受付で渡されたのは,当日のスケジュール表とゼッケン,参加賞のみ。コース図どころか参加者名簿もありません。
レース開始(8:30)の10分前にスタート地点に集合し最終チェック・・・やはり参加者が少ない。前日に32kmのウォークをした足に若干疲れが残り,ビリの予感が漂います。
ここで,ゲストの小島成久さんからコースに関する簡単な説明がありました。「最初はガッツリ上りますので,ペース配分に注意してください。山頂に出てからゲレンデを回り,ゴールまでの下りはかなり走れると思います。コースははっきりしていると思いますが,30分以上進んでもマークが見えない場合は引き返してください(笑)」以上。やはり走ってみなけりゃ分かりません。なお,これは8kmコースに関する情報で,17kmについては「試走してないので」省略。
人数が少ないのとコースがよく分からないのとで今ひとつ気分が盛り上がらないまま,両部門同時にスタートとなりました。8kmは正面の「タタミ」を数十m上ってから舗装路を横切り,隣の「ビッグモーニング」をさらに数百m上ります。20年近く何度も滑り降りてきたゲレンデですが,逆走は初めてです。はじめは先行するランナーを追って必死に走っていましたが,すぐに息が切れて歩きに切り替えました。そのまま樹林帯の中に入りましたが,道が細いうえに滑りやすく,上りが続くので全員歩きとなり,順位がほとんど変わりませんでした。
樹林帯を抜けると,見晴らしが良く,さらに急勾配の尾根上りとなります。うんざりするほど歩き続け,山頂が近づくと道はブナ林の中に入ります。この辺りの地面はぬかるんで上るのにも難儀しました。
やっと平坦になってきたと思うと,見覚えのある小屋が現れ,阿佐山山頂(南峰1218m)に到着です。以前クマ2頭に遭遇した思い出の山です。そういえば,ランナーの携行品リストに「鈴」はなく,渡されてもいません。足音を大きくたてるようにして,急ぎ足で先へ向かいました。幸い,ここからは急な下りと緩やかなアップダウンでゲレンデに出るまで概ね走ることができました。
「スカイライン」に出て,8km唯一のエイドで水(ペットボトル1本)をもらい,スタッフの示す方向に向かいます。が,ここの進行方向が分かりにくかったようで,迷っているランナーが何人かおり,知らないうちに順位を上げ,先行者とのタイム差も縮まりました。少し下りながらゲレンデ内を1周し,エイドをもう一度通って来た道を引き返します。復路では8kmの後続や17kmのランナーとしばしばすれ違い,クマが道を横切る余裕もなさそうでした。阿佐山山頂の手前で桜井さんとすれ違いました。
往路のきつい尾根上りは,復路では危ない下りとなり,滑らないように足裏でブレーキをかけながら必死に下りました。尾根を離れて沢に入ると,相変わらず道は悪いながらも傾斜が緩やかになった分,小走りに下ることができるようになり,一気にゲレンデまで出て,そのまま勢いづいてゴールしました。
なお,17kmロングの部は,ショートの2倍どころではない過酷なコースだったようで(あらためてコース図を見ると,ショート3往復分に近い累積標高差です),桜井さんは途中ガス欠のためリタイア。半死状態でリフトに乗って下りてきたのがスタートから約4時間後でした。ちなみに,トップの選手でも2時間40分くらいかかっています。
来年も開催するという話でしたので,ブロディさんやめたろ〜さんにはロングコースを強くおすすめします。
(和崎)

トレイルランニング17Kmの部に参加しました。和崎さんが8Kmの部に参加、レイナが応援です。結果は12Km地点で体が動かなくなりリタイア、ゴンドラに乗って下りました。バイクの部はこのゴンドラの上部からから麓までの10Kmを下りますが、ゴンドラの下部までの2Km、高低差500mをトップは5分で下るそうで、見ていたらすごいスピードで下って行きました。
距離が17.4Kmなので2時間30分くらいでゴールできるだろうと甘い考えで参加しましたが、草だらけのゲレンデ、草だらけの林道、ズルズルの登山道、急きょ作ったような足場の悪い山道(普段は人が通らない)や倒木越えに四苦八苦しました。
参加者はロングが16名、ショートも20名くらいです。スタート時間は午後から天候が崩れることが考えられるということで2時間早くなり、8時30分です。ロングとショートが一斉スタートし、ゲレンデの途中でショートと別れ、しばらく上ると林道に入ります。雑草が生い茂り早くも靴はびしょ濡れです。更にゲレンデを上って山道を上ります。ここらで最下位になり最後尾のスタッフが後ろについています。
高いところに着いたので頂上かと思いましたが、未だ先はとてつもなく長いことを思い知らされました。急でぬかるみの登山道を下ってショートの下りコースに出会うと、急峻な登山道を上ることになります。登山マラソンと言うよりは山岳マラソンで、市房山登山マラソンを思い出します。順位は後ろから4番目です。トップが下ってきて、頂上付近で2番手が下ってきました。先がどのくらいか聞いてみるとまだまだとのこと。この二人がロングの赤いゼッケンと思い、先が長くてもたいしたことはないと思っていましたが、実はショートの青ゼッケンだったようです。しばらく足場の悪い林道を走っていると和崎さんと出会いました。
さらに進んでエイドに着き、給水をパスして林道を走りました。ショート最後尾の女性ランナーを抜いてショートの折り返しです。ここで7Km、時間は1時間30分弱です。係員からここからゲレンデを下ると指示され、雑草の生い茂るゲレンデを下りました。また下りました、更に下りました。更に更に下りました。スタート地点よりも低いところまで下ったようです。今度は山道に入って上りです。水は少し残っていましたが体が熱くガス欠状態になってしまいました。ノロノロと上り続け、1Kmほどの折り返しコースに入ります。5人のランナーとすれ違いました。そして後ろは1人になっています。林道をゆっくり上りゲレンデに出てから体が動かなくなり、スタッフから水をもらって座って休みました。それからは何回もゲレンデで横になって休み、谷川の水をあびて林道で休んでいると最後尾のランナーとスタッフがやってきました。ここから僅かの距離でエイドにたどり着き水をもらって休みました。
制限時間までは16分、残り時間は2時間以上あります。一応下り主体なので頑張ろうと思いましたが、100mほど進んだゴンドラの駅で座り込みリタイアしてしまいました。この時点でリタイアは3名です。
ゴンドラで下って、カレー、チキン、ワラビ餅を掻き込んで少し生き返りました。なんとかリベンジしたいコースですね。
(桜井)
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
和崎 トレイルラン8km大人 1:40:08 5/6 部門/総合
桜井 トレイルラン17km リタイア  
利用温泉 いわみ温泉・霧の湯
その他 大会ホームページ... http://runandbike.jp/rbinmizuho/index.html
トレイルランは10:30スタート予定だったが,天候悪化が予想されたため2時間繰り上げとなった。