第43回防府読売マラソン大会

大会詳細

朝は７時３５分に衆議院総選挙の投票を済ませ会場へ向いました。途中山陽道は岩国ＩＣから徳山東ＩＣの間で，濃霧がかかっているところもあり天候が不安になりましたが，幸い会場に着いた頃には空は晴れて風は弱く，かつ気温は高目と私が走るためにあるようにコンディションが整っていました。雉撃ち，ウォーミングアップ，ガス欠対策を順調に終え，さて今日の目標はどうしようかと思案し，この言い訳のできないコンディションになった以上，３°０５′を目指すことしました。
１２時０２分にスタートの号砲がなりましたが，私の前には持ちタイムが私を上回る１０００人以上の選手がいて，スタートラインを越すのに１８″を要し，更に市営競技場のトラックから取り付け道路，一般道路に出ても自分のペースでは走れません。結局最初の１�qの通過は５′ちょうどでした。また，風は弱いと書きましたが，海岸近くを走るコースには結構な海風が吹いており，これが西方向へ進んでも東方向へ進んでも，何となく向い風となり，ほぼ真北へ進む区間だけが追い風になりました。いきなり１�qに５′もかかったので，その後自分のペースで走れるようになって無意識の内にペースが上がったようです。といっても出走者が２５００人を超えており，どんどん後続の選手に抜かれていきます。そして，１０�qを過ぎた地点で原田さんから叱咤激励をいただきました。完走証を確認すると本日の気温は１６℃とあり，２年前に脱水で終盤ボロボロになった体験から，給水にはかつてないほど神経質になっていましたが，給水のテーブルが昨年のほぼ２倍設置してあり，給水に失敗することはありませんでした。
２０�qまでの工業地帯を周回するコースでは多少だれてきて，中間点は１°３４′程度で通過し，後半ペースが落ちれば３°１０′も切れない状況になりました。防府駅の手前で本日２回目の原田さんからの叱咤激励を受け，気合を入れなおし少しペースを上げました。こちらが２５�q地点に達する前に，コースの反対側を先頭の川内優輝選手が通過していきました。昨年とほぼ同じ位置です。防府市街地は沿道の応援も一段と多くなっているので，体より気持ちで走ったような気がします。２７�q地点から折返し点までは田園と航空自衛隊防府基地の前を走るので沿道の応援が減ってしまいます。しかし，前半快調に走っていた選手たちの脚が鈍ってきたようで，私が前を行く選手を抜くことが増えてきました。
前へは出られるようになったものの，ペースの方は次第に落ち始めてきました。三田尻大橋のさしてきつくない上りにも脚が思うように動かなくなりました。こうなってくると３°１０′が切れるかどうか全く分からなくなってきました。４０�qは３°００′０３″で通過し，残り２�q余で１０′を切らないことには話にならないというところに追い詰められました。体に余力はほとんどなく，最後は気力だけで脚を動かしました。競技場の入口にあった計時車の表示が３°０８′代だったので，トラックに入ってホームストレートはスパートをかけて，何とか３°１０′だけは切りました。昨年よりタイムは２′ほど良くなったのに，順位は六つ落としました。この大会を自分の思うようなペースで走るためには，あと２０′くらい記録を伸ばす必要がありそうです。