この大会はＲＵＮＮＥＴの大会エントリーで偶然見つけました。各地で都市型マラソン大会の開催が続く中，ろくなロードレース大会がない広島市で６月に開催される大会とあって，即出場を決めました。スタート時間が１５時１５分と早起きの必要がないのも魅力でした。ただし，夏至の日に開催されることから，晴れれば灼熱地獄は覚悟の上でした。
１３時過ぎに家を出るころは，天候は高曇りで走っている間は雨に降られないのではと思っていました。広島広域公園で開催されるので，１４時前に公園内駐車場に車を駐車し，いざ会場のビッグアーチに向かうも大会が開催されることを示す看板の類は一切ありません。同好の士が沢山会場に向かっていたので，彼らに付いて行って無事受付は済ませました。しかし，受付の手際の悪さから既に長蛇の列が形成されていました。１０�qの部に出場する選手は３００人弱で，ビッグアーチの収容人員からすると取るに足らない人数なので，立派な雨天練習エリアを更衣室として広々と使うことが可能でした。
１５時１５分にスタートが切られ，ビッグアーチ内のトラックを４分の３周して場外に出ます。私は前から５列目くらいの一番外側からスタートしたので，トラック内も比較的にスムーズに走って自分のペースで走ることに心がけました。場外へ出るといきなりカーブのかげから給水所が出現しました。この配置はいただけません。その後周回遅れの選手が給水所で立ち止まっているのを避けるのに苦労することとなりました。競技場を出て公園内周回道路に入るとすぐに上りとなります。が，上りの区間はここだけで残りは平坦か下りの区間が続きました。天候はスタート直後からぽつぽつと雨が降りはじめましたが，レース中に本降りになることはありませんでした。また，陽射しがなかったことから体感的には暑さは感じませんでした。しかし，ペースは周回を重ねるごとに落ちていき，第４周回目に全体のトップの選手に周回遅れにされてしまいました。第５周回でペースアップできれば４２′が切れることが分かり，それなりにペースアップした気でいたものの，実際はたいしたペースアップができていなかったことが判明し，速く走ることの能力が低下していることを思い知らされました。
ゴール後記録証の発行の列に並びましたが，ここでも手際の悪さが際立っており，記録証発行用のパソコンは２台あるものの１台は完全に遊んでいました。そのため列は遅々として進まず，炎天下だったら熱中症で体調を悪くする人が出やしないか心配になるほどでした。エントリー料は３０００円かかります。私は記録を計ってくれて即記録証も発行してもらえるので特に不満はありませんが，この大会に何を求めるかで評価が割れそうな大会だと思いました。