大会名 第1回ひろしま恐羅漢トレイル in 安芸太田

大会詳細

開催日・天候 2016年5月29日(日)・雨
参加者 和崎・・・ミドルコース
コメント
第1回大会のミドルの部(27km)に参加しました。要項ではエキスパートが60km,ミドルが20kmとなっていますが,予定していた走路の状況が悪いなどの理由によりエキスパートが4km,ミドルが7km延長となりました(実際はさらに長いという噂も)。次回以降元の距離に戻るかどうかは分かりません。
当日の天気は,午前中は霧のような小粒の雨で涼しく,路面のぬかるみもあまりないので走りやすかったですが,午後からは大粒の雨となり,エキスパートコースは最後のループ(砥石郷山)が閉鎖されました。ミドルの部も牛小屋谷の手前でレースが中止され完走できなかったランナーがいたようです。
会場の恐羅漢スキー場には7:30頃に到着しました。ここには大きく分けて2つのスキーエリアがあり,参加者の駐車場は手前のエリア側ですが,受付とスタート/ゴールは奥のエリアとなっています。冬場はリフトで上ってツーっと下りていけるのですが,この時期は比婆山のゴールよりも少し長い草斜面を上り下りしなければならず,いいウォーミングアップになりました。受付場所はレストハウス内で,着替えや荷物置場としても使えるので,ゲレンデを往復したくない場合はあらかじめ荷物を全部持って上るといいでしょう。ただし参加者全員を収容できるほど広くはなく,人と調理の熱気で室内はムンムンしていました。
エキスパートのランナーが通過するのを見ながら8:45にミドルの開会式がはじまり,9:00にレースがスタート。先ほど1.5往復したゲレンデを半分くらい駆け下り,脇の車道に入ってスタート地点まで上り,そのまま登山道に入ります。夏焼峠までの上りは概ね緩やかで,歩き慣れているのでなるべく先を急ぎたいところですが,この時点ではまだランナーの列(約350名)がばらけていないのでなかなか前に行けません。峠を越え,中ノ甲林道に出るまで行列が続きました。
林道に出てからは広く走りやすい道がしばらく続きます。聖山登山口のある十文字峠までは緩やかな長い上りとなっており,走力次第でかなり順位を稼げる区間です。1/3くらい歩いて十文字峠に到着し,元気の良いスタッフの誘導で聖山登山道へ入りました。スタッフの声援によるとここが8.5km地点。ようやく残り距離が比婆山Aコースと同じになりました。
聖山から高岳までの縦走路は,直近では2年前に歩いているので途中のアップダウンなど記憶にあるとおりでした。かなりばらけたとはいえ前後に多くのランナーがいるので,鈴の音がシャンシャン響き安心感が増します。途中の分水嶺分岐は,歩き慣れた人は無意識に高岳へ向かっていけますが,地理不案内だとうっかり逆方向の天杉山〜奥匹見峡へ下ってしまうかもしれません。コース上には約300mおきに目印(黄色いテープ)がつけられていますが,ここはもう一つ分かりやすい標示を設けた方がいいかもしれません。




全く眺めのない高岳山頂から急坂を下り聖湖に出て,中ノ甲林道入口まで舗装路を1.5kmくらい移動します。聖湖マラソンのコースでおなじみの道です。この辺りから大粒の雨が降り出し,早く森の中に避難したいところですが,足が疲れたので半分以上歩きました。林道入口に設けられたミドルコース唯一のエイド(16km地点の標示あり)で食料を補給し,再び十文字峠に向かいます。
十文字峠からは,聖山登山道の反対側に開かれた林道に入ります。こちら側に道が開かれているのは全く知らなかった(気付かなかった)ですが,あまり荒れておらず走りやすい道です。次第に道幅が狭まり登山道となって緩やかに下り,大規模林道(舗装路)の餅の木峠付近に出ました。「あと6.5km」の声を受け,峠まで数百mを歩いて上り,あとは傾斜にまかせてゆっくり走って下りました。
大規模林道のヘアピンカーブの先から田代川沿いの旧林道に下り,赤い橋を渡って牛小屋谷へ。いよいよゴールまで最後の上りとなります。この谷沿いの道は12年ほど前に今回と逆向きに歩いたことがあり,赤い橋を渡ったことは覚えていたのですが,その先の路面状況は全く記憶にありません。最初のうちは比較的歩きやすい山道で,少し進むと「あと3.5km」の標示。もう安心だと思っていたのですが,開会式のアナウンスで「牛小屋谷には危険な場所がある」云々の注意があったことをその後思い出すこととなります。
走路は渓流の側に出て,岩伝いに歩いたりロープをつかんで斜面を上り下りするなど,予告どおりの危険地帯が連続し,渋滞気味となります。足下がぬかるんでいるし通れる場所も限られているので,1人1人慎重に通り抜けるしかありません。一列になってそろそろと水辺を歩いていると,先頭の方から「道が違う」との声。すぐ右の斜面を見ると,踏み跡の上に黄色いテープがありました。ここから上るとようやく渓流を離れて歩きやすい山道に戻れましたが,すでに疲れ切って走る気力はなく,後続にどんどん抜かれながら牛小屋高原に歩いて戻りました。
キャンプ場を抜け,ゴール地点のレストハウスが前方に見えてきたところで,まさかの右折指示で再び登山道へ。スタート時にエキスパートのランナーが駆け下りてきたのと同じように,いったんゲレンデを上ってからゴールゲートに向かいます。比婆山のように息絶え絶えでゴールするより気分はいいのですが・・・最後の緩い上りでも足が動かず,さらに2〜3人に抜かれました。 記録は4:56:56でした。
レストハウスの中では何か食べ物の提供があるようでしたが,入口の階段を上る気力も湧いてこないので,記録証をもらってそのまま駐車場に下りました。
(和崎)
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
和崎 ミドル男子40〜49歳 4:56:56 62/153/178 年齢/男子/総合
利用温泉 美都温泉・湯本館(島根県益田市)
その他