葦嶽(あしだけ)山/標高815m

この山はどの方向から見ても三角形に見え、その山容はこの山が神体山として崇敬された ことを示しています。
昭和9年、ピラミッドの研究家「酒井勝軍」という人が、この山頂から直径約3mの 太陽石とそれをとりまく円形と方形の磐境を発掘し、尾根続きの鬼叫山(東北方へ約150m) に方位石や供物台と呼ばれるドルメン等があることから、世界最古(約23000年前) のピラミッドで、この葦嶽山は本殿、鬼叫山は拝殿であることを発表し、天下の衆目を 集めました。
その後、この説を異端邪教の類と見なした当時の国家権力によって頂上の中心石、敷石等は 破壊離散してしまったといわれ、今は見ることができません。

庄原市観光協会による、山頂の説明板より抜粋
(画像は鬼叫山から望む葦嶽山山頂部)


(左)葦嶽山山頂手前に建つ鳥居(灰原ルート) (中)山頂手前の「鷲岩」
(右)山頂に建てられた説明板。内容は上段を参照。周囲の木々が伸び、眺望はあまりない。


急坂を下り、鬼叫(ききょう)山との鞍部に出る。
(左)「日本ピラミッド」の図  (右)神武岩と呼ばれる石柱。この辺りは神武天皇陵との説もある


供物台とされる巨石群。平たい岩の上には今も供物が。


冬至・夏至の太陽の向きと関連があるという方位石(左・中)と獅子岩(右)