山名/標高 道後(どうご)山/1271m
登山日・天候 2001年6月10日(日)・曇時々晴 
行程 月見が丘駐車場(8:50)〜岩樋山山頂〜両国牧場跡〜最高地点〜山頂(9:40)〜 大池〜両国牧場跡〜(迂回路)〜月見が丘駐車場(10:20) 
 

麓のクロカンパークで行われる「マスターズクロスカントリー大会」のウォーミングアップ
(アップし過ぎ?)にと、レース開始の3時間30分前に道後山(月見が丘)に到着。
木々に囲まれた登山道を歩き、第1のピーク岩樋山へ向けて一気に高度をかせぐ。


岩樋山山頂。曇り空で遠望は今ひとつ。すぐに道後山との鞍部へ下る。

岩樋山と道後山(最高地点)との鞍部は、明治中期から昭和30年代中頃まで広島、鳥取両県の 農家によって牛の放牧が行われており、「両国牧場」と呼ばれていた。当時、両県それぞれの 牛が勝手に「越境」して探すのに苦労したため、県の境界線沿いに石塁を築き牧柵代わりとした。 「万里の長城」とも呼ばれたこの石塁は現在も登山道沿いに残存しており、この山独特の景観を 演出している。かつての中国山地と里人との関わり合いを示す貴重な資料である。


両国牧場跡から道後山最高地点へ。最初こちらが道後山山頂だと思いこんでいたため
ピークの向こうにまた一つ、標識の立った山頂が現れたときには、思わず「だまされたぁ!」
(右)道後山1271mピーク中腹より岩樋山


今度こそ山頂(標高は少し低いが)に到着。
丸くなだらかな山頂からは、周囲360度に眺望が広がる・・・はずだが、この日は今ひとつ。
晴れた日にはよく見えるという伯耆大山も、雲の向こうにそれらしき影が窺える程度だった。
(右)山頂より往路を振り返る。手前に1271mピーク、奥に岩樋山


山頂より大池に下る。水が引いているのか、名前ほどには大きくない池。 周囲は湿地帯となっていた。
(左)大池より道後山山頂。池へ下る道を間違え、ヤブ漕ぎを強いられた。
(中)大池周辺の木々の葉にはホタルの卵がびっしり。誰一人いない夜の山頂でホタルが 乱舞する・・・
(右)大池を抜けて両国牧場に戻る。岩樋山山頂を迂回し駐車場まで帰った。