山名/標高 祖母(そぼ)山/1756m

大分県荻町から望む祖母山(右)と傾山(左)

登山日・天候 2002年5月25日(土)・晴
行程 北谷登山口(06:30)〜アワセ谷〜風穴(07:40)〜山頂(08:50)〜縦走路〜天狗岩(10:35) (折り返し)〜山頂(11:45)〜国観峠〜北谷登山口(13:35)

※当初の予定では 北谷登山口〜黒岳〜親父山〜障子岳〜天狗岩〜祖母山〜国観峠〜北谷登山口 のはずだった・・・


狭く曲がりくねった林道を延々と進み、やっと北谷登山口に到着。
上りに利用する「黒岳・親父山ルート」の入口は、駐車場から数十m戻った位置にある。
沢の水量は多め。水の上を渡る足場を探すのにいきなり四苦八苦。
ここから沢を詰め、黒岳山頂に上って行くつもりだったのだが・・・


朝日の差す明るい自然林に出る。黒岳の山頂も近いか、と思いながら近くの巨岩を見ると
(右)なんと風穴の看板!  上るべき沢をどこかで間違えてしまったらしい。


風穴から山頂までは、ロープの付いた岩場をよじ登ったり、木の根を頼りに
急坂を這い上ったりの険しい道のり。 (右)山頂直下。朝日が眩しい。


山頂手前に岩盤の展望台があった。
約270度の大パノラマ。眼下には広大な樹海が拡がる。


山頂に到着。すでに数名の先客あり。天気は快晴で眺望は抜群。 (右)九重山
大崩山地や市房山、霧島かと思われるような遠くの山まで見渡すことができた。

まだ時間があるので、傾(かたむき)山(1602m)まで通じる全長約18km、九州屈指の 縦走路を時間が許すだけ進んでみることにした・・・が、最初の下りでいきなり足がすくむ。
祖母山頂から縦走路への入口は絶壁と呼んでもいい ような急斜面である。登山者はロープや梯子を頼りに約50m降下しなければならない。
槍ヶ岳の穂先の上下降に似ているがこっちの方がはるかに怖い 。風穴からの上りで足も疲れており、膝の震えがなかなか止まらなかった。


岩場を抜けた後も縦走路は下り続け、標高1600m辺りまで下ってから再び上りに転じる。
天狗岩の手前にたどり着いたのは、山頂を出発してから約1時間30分後だった。
(左)天狗岩付近から望む祖母山頂 (中・右)天狗岩。山頂は突端にあるが・・・


折り返してもと来た道を祖母山頂へ。正午前の山頂付近は団体の登山客でごった返す。
国観峠(中・右)への下りも渋滞気味だった。


国観峠からは途中で3県境(左)を越え、静かな山道を歩いて登山口に戻った。
(右)三秀台からの眺め。中央が祖母山(白馬岳に似ている)。