山名/標高 莇(あざみ)ヶ岳/1004m
弟見(おととみ)山/1085m

画像左:弟見山から望む莇ヶ岳
画像右:三ツヶ峰から望む弟見山

登山日・天候 2002年10月12日(土)・晴
行程 林道莇線駐車場(09:45)〜鎖場(二の鎖〜三の鎖)〜莇ヶ岳山頂(10:30)〜縦走路〜 弟見山山頂(11:35)〜(折り返し)〜林道莇線駐車場(13:20)
山口県(鹿野町)と島根県(柿木村)の県境づたいに稜線が続く2山、別名を「兄見山」とも いう莇ヶ岳と弟見山。仲良く並んだ兄弟の山として親しまれ、山頂をつなぐ縦走路もブナ林 (主に島根県側)に覆われた道で人気がある。
莇ヶ岳は山麓に石鎚神社、山頂には昭和16年に開かれた奥の院が鎮座する修験の山でもある。 山頂直下には鎖場が設けられているが、上りきる自信のない人は巻き道を通ることも可能。


林道莇線の終点に車を駐め、登山道に入り、急坂を一気に上がる。
暗い杉林から明るい雑木林に抜け、しばらく高度を稼ぐと、前方に莇ヶ岳山頂が顔を出す。


山頂手前の分岐を「くさり方面」に向かう。一の鎖から三の鎖まであるが、登頂に使うのは 二、三の鎖。
かなり長く、急斜面で高度感がある鎖場。恐怖を抑え一気に上ったので、最後は 腕も膝もガクガク。
(左)二の鎖 (中)三の鎖 (右)石鎚神社奥の院が鎮座する山頂


山頂からの眺め


弟見山への縦走路に入る。色づきはじめた広葉樹林。穏やかな秋の陽ざしが心地よい。


縦走路の途中から、急にササが勢いを増す。隠れた踏み跡を確かめながらのササ漕ぎ。
(右)背丈ほどの高さにまで繁茂するササ。もしや道を間違えたかと思いつつ・・・前進


一時的にササを抜け、灌木に囲まれた広場に出る。振り返ると弟=莇ヶ岳の姿が


人もなく静まりかえった寂しい弟見山頂。眺望はわずかに石ヶ岳を望む程度。
長居をする気になれず、すぐにササヤブの中に引き返した。
なお、縦走路途中に新ルートが出来たという話を聞いていたが、今回は確認できなかった


下山後、麓の「石鎚神社」に立ち寄る。正面には、山頂奥の院を模したミニ鎖場
石段も思いきり急勾配に作られていた。