山名/標高 石(いし)ヶ岳/924m

徳地町・狗留孫山から望む石ヶ岳
(02.04.04)

登山日・天候 2003年4月5日(土)曇ときどき晴
行程 鹿野町仁保津〜杉ノ河内林道(08:55)〜東峰鞍部〜山頂(10:05)〜展望岩〜(折り返し) 〜林道・駐車場(11:20)
西中国山地脊梁の西端に位置し、徳地町と鹿野町の境に横たわる大きな山。東、北、南の3つのピークを持ち、最高点の北峰には一等三角点(本点)が置かれている。
山頂付近は準平原で見晴らしが良く無線中継アンテナや送電線などが立ち並び、遠くからでも良く見えるため、登山の 対象としては敬遠されがちだが、この「アンテナ銀座」は南峰の方で、北峰にはアンテナもあまりなく(以前置かれていたものの大半が南峰に移設された)落ち着いている。
なお、南峰には徳地町・鯖河内地区から山頂まで車道が通じ、自動車で登頂できる。


街では桜の花が満開の4月第1週は、斉藤(宗)、小川、和崎の3人で静かな山行。
徳地町からもよく見える石ヶ岳の山頂へは、鹿野町・仁保津から林道を辿ってゆくことになる。
(中)林道途中、最後の民家となる家の前には、放し飼いの犬がたくさん (噛み付いたりは
しないがよく吠える)。 犬の苦手な人はもう少し先まで車で移動した方がいいかも。
この民家から数百m先で林道は大きく左にカーブし、地道に変わる。道幅は広く歩きやすい。


植林帯を抜け、空が明るくなると、東峰との鞍部は近い(東峰への登山道はない)。
一部崩れたところ(中)もあるが、人が通行するには差し支えない程度。しかし雨天時は注意。
(右)崩壊地点より東峰方面。高木がなくなり、見晴らしが良くなってきた。


登山道より北東〜東の眺め。曇り空で遠望は今ひとつ。画面上では山の同定が難しい。


広いササ原に出る。山頂はもう少し・・・・・
(左・中)昨年10月、ここで藪の中に駆け込んで行く 大きな動物の足音を聞き、山頂を目前にして
引き返してしまった。今回は気配も物音もなかったが、つい気になって辺りを見回してしまう。
(右)引き返しポイントのすぐ先から背丈ほどのササ漕ぎ。距離は僅かだが道を間違えやすい。


ササを抜けると、目の前に一等三角点・・・しかし、ここでは周囲の眺めはない。
10mほど進んだところに大きな岩の展望台があり、北東を中心に約120度の展望が広がる。
しかしこの日は曇り空で遠望はきかず、気温も低いのであまり長居はできなかった。


山頂・展望台からの眺め(北〜東)。 かつては鳳翩山や九州、瀬戸内海まで360度の眺望を誇った
ようであるが、周囲の木々が成長を続けており、 残されたこの眺めも徐々に失われてゆくかもしれない。