山名/標高 冠(かんむり)山/1339m
登山日・天候 2003年4月26日(土)・曇
行程 国道434号線・松の木峠(08:45)〜寂地山分岐(10:30)〜山頂(11:00)〜 (折り返し)〜松の木峠(14:05)

松の木峠コース中腹のブナ林


山口県最高峰・寂地山(1337m)と肩を並べ、やはり山頂部にカタクリが群生している冠山の登山道は
潮原温泉からのコースのほか、県境の「松の木峠」からの登山道もよく知られている。
スキー場や放牧場が点在する冠高原を抜け寂地峡へと下る国道434号線の最高地点・松の木峠は
標高800mで、地面の下に中国自動車道「冠山トンネル」が通っている。山頂までの標高差は約500m。


最初はなだらかな上りが続く登山道。周囲の森は大半が自然林。コシアブラがたくさん生えている。
カラマツも多く、これが「松の木峠」の名の由来だろうか? 道は広くはっきりしている。
(中・右)全般的に緩やかな上りを想像していたのだが、途中から意外に起伏が激しくなる。
上り、下りとも急斜面で、雨が降ると滑りやすくなるので注意。


寂地山との分岐が近づくにつれ、道端にカタクリの花が目立ちはじめる。
花の数は寂地山よりも多いように感じた(寂地山は花より人の数が多い?)。
残念ながら天気が良くないので、ほとんどは花弁を閉じたままだった。


カタクリに見とれているうちに、うっかり寂地山に進んでしまいそうになる。左画像が分岐点。
木の幹に書かれた「分岐点」のペンキが消えかけており、道なりに進んでしまわないよう注意。
右に少し入ると「ひろしま国体山岳縦走ルート」の看板が立っている。こちらが冠山山頂方面。
(中)山頂手前。雪の重みによるものか?幹のねじれた木が立ち並ぶ森。
周囲に霧が立ちこめ、異界にでも迷い込んだかのような風情。
(右)一等三角点の山頂に到着。気温が低く、霧は晴れそうにない。昼食後折り返して下山。


弱い霧雨の中、花の開いたカタクリとコシアブラの若芽を探しながら峠に下った。

下山後は吉和の「魅惑の里」に入浴。