山名/標高 陶(すえ)ヶ岳/252m
火ノ山(ひのやま)/304m
登山日・天候 2003年10月4日(土)・晴
行程 陶ヶ岳登山口駐車場(12:15)〜観音祠(12:30)〜陶ヶ岳山頂(12:35)〜火ノ山山頂(13:05)〜山口県セミナーパーク(13:55)

陶ヶ岳の真下にある松永邸前の駐車場を出発(陶ヶ岳は松永氏の私有地)。庭を抜け、シダが生い茂る上り坂にかかる。
水場を過ぎるとジグザグの急な上りが始まるが、それほど長くは続かない。森を抜け、すぐ側に岩壁がそそり立つ草地に出る。
ロッククライミングの練習場としてもよく知られているこの岩のてっぺんが、陶ヶ岳山頂。
(左)山頂直下の岩窟に残る「観音祠」跡。陶ヶ岳は古くは「観音山」とも呼ばれていた。
この祠跡の脇から陶ヶ岳山頂へ向かう。木にくくりつけられたロープやザイルを手に、木の根を足がかりにして、崖のような急坂を上る。
これもそれほど長くは続かず、すぐに樹林帯を抜けて明るい岩場に出る。
あっけなく、山頂に到着。

陶ヶ岳山頂から北〜西にかけての眺め。

火ノ山へ続く縦走路。名田島アルプス、いや、ミニ八ヶ岳とでも言おうか。そんな風情がある。
見た目通りのアップダウンが続く稜線。上り・下りとも急坂だが、小さな山なので、それほどきつく感じることもない。テンポよく歩ける。
先に「ミニ八ヶ岳」と書いたが、実は「ミニ市房山(〜二ツ岩)」でもある。麓からその気で走り込めば、良い練習コースになると思う。
火ノ山山頂の少し手前で「セミナーパーク→」と書かれた(左)の標識を発見。この縦走路を歩いたのは十数年ぶり、華光寺へ下るルートしか知らなかった。近道は嬉しいが、本当に通れる道かどうか疑わしい。とんでもないヤブ漕ぎルートじゃなかろうか・・・そう思いながら少し先に進むと、道端のシダを刈りながら山頂から下りてくる人に出会った。曰く「セミナーパークへの道は(今日)シダを刈ってロープを付けたよ」。今からその道を作業しながら下りて行くということなので、後で追いつくことにして、ひとまず山頂へ。
(右)石鎚神社の祠が鎮座する山頂。この日は特に空気が澄んで眺望は素晴らしく、対岸・九州の福智山や国東半島までよく見えた。

西〜南にかけての眺め。画像では判らないが、福智山のシルエットが海の向こうに浮かんでいた。
来た道を引き返し、セミナーパークへの下山路に入る。先ほどの御仁(二島山楽山歩さん)とはすぐに合流し、ロープ張りを手伝いながらゆっくり下る。想像どおりかなりの急坂で、下りではロープを使わないと危ない。
セミナーパークからの出入口は、クロカンコースの途中にある木柵に付けられた案内板が目印。これをまたいで出入りする。