1月下旬から2月初旬まで厳しい寒さが続いていたが、ここ2週間は早春のような温暖な気候となり、山口県内の低山の雪はほとんど消えてしまった。 さすがに比婆山にはたっぷりの雪が残っており、天気も良かったので、当初の予定(毛無山or池ノ段往復)を変更して、夏山と同程度の縦走ルートを歩いてみることとなった。 今回のメンバー:斉藤夫妻、田中(善)、能勢、室井、伊藤、和崎の7名。 |
登山道に入ると、すぐに足首まで埋まるたっぷりの雪。ワカンを履いて出雲峠を目指す。 | |
出雲峠に到着。小休止の後、烏帽子山への登りにかかる。 通常の登山ルートは雪に隠れており、斜面をほぼ直登して山頂へ。 |
高木のない烏帽子山山頂に出ると、冷たく強い風が吹き付け、きつい登りで汗ばんだ体が一気に冷えてゆく。休憩もそこそこに御陵のブナ林へ逃げ込んだ。
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御陵のブナ林を歩く。 |
新緑、霧雨、紅葉とそれぞれ魅力的なブナ林だが、雪景色はまた格別の美しさ。 空が青く、風も止んだのかじっとしていても烏帽子山ほどの寒さを感じない。逆に霧氷が見られなかったのはちょっと残念だったか? (右)「御陵」は雪に埋もれていた。 |
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御陵から越原越を経て池ノ段に向かう。途中に見晴らしの良い場所があったが、夏〜秋の山行にこのような眺めの記憶はない。 通い慣れた山も雪の日に登ると新たな発見がある。 |
(左)春は足元から? (右)池ノ段山頂に到着。晴れて風もなく、360度の展望が広がる。 遠くは霞んでいてあまり見えなかったが、白い稜線が幾重にも連なる風景は、いくら見ても飽きることがなかった。 |
池ノ段山頂からの眺め。 |
天気が良く時間も充分に残っていたので、予定していなかった立烏帽子山にも登ってみた。無雪期はほとんど眺めのない山頂からは、竜王山から福田頭にかけてのパノラマが見事。 |
立烏帽子山頂からは急斜面を一気に駐車場へ下り、県民の森への帰り道となる長い林道に入る。 (右)春の息吹。芽吹きがはじまっており、雪の中に立つブナの木の枝先も、よく見るとうっすらとピンクに染まっていた(下画像で分かりますか?)。 |
下山後は県民の森公園センターに1泊。さて翌日は・・・? |