山名/標高 白石(しらいし)山/541m
登山日・天候 2005年4月24日(日)・晴 
行程 登山口駐車場(14:35)〜大岩(14:50)〜白石観音・接待岩(15:05)〜物見岩(15:10)〜山頂(15:20)〜(折り返し)〜引廻しコース分岐(15:30)〜引廻しコース〜登山口駐車場(16:05)

むいかいち夢花マラソンからの帰り道、せっかくの上天気なので、以前三角点を踏み忘れて下山してしまった白石山に寄ってみることにした。
県道沿いの標識に従って登山口駐車場へ。今回下山ルートに使った「引廻し」コースは、同じ駐車場の片隅にある小道が出入口となるが、登りに使う場合は標識が少なく判りにくいところがあるので、最初は下り専用で利用した方が無難。

正面コース途中にある「大岩」からの眺め。
目立った急坂もなくじわじわと高度を上げる。ここも昨年の台風による被災跡が目立つが、徳地町の名勝だけあって登山道の復旧は早く、(左)のように道に木が倒れかかっているところもほとんどない。
しかし、小学生が書いた道端の看板は一部が破損しているほか、以前より数が減ったように思われる。これらを立てた「引谷小学校」自体、今はもう休校である。
「引廻し」との合流点を過ぎて間もなく白石観音と接待岩のある山頂手前の広場に出る。
接待岩の洞窟の中には最近焚き火をしたと思われる燃え残りの角材が転がっていた。
広場からややきつめの坂を2〜3分ほど上れば「物見岩」の大展望台。
広い岩の上に立つと、ふもとでは感じなかった強い風が吹き付けてくる。

「物見岩」から、北北東〜西南西約180度の大パノラマ。

上画像左部分(東側)のアップ。
山頂めざし、物見岩から西へ登山道を辿る。途中の道端にはスミレの小さな花が咲き乱れていた。
5分足らずで三等三角点の地味な山頂に到着。周囲は木に囲まれて展望はほとんどないが、北側にせり出した大岩の上に立つと、物見岩からは見えなかった方角がよく見える。
(左)山頂・大岩からの眺め。途中の「大岩」とだいたい同じ方角(北)だが、先ほどは判然としなかった高羽・物見の2山が今度は正面に堂々とそびえ立つ。
下山路は、接待岩の先にある分岐を右に取り「引廻し」コースへと入る。その名のとおり山の周囲をぐるりと回るコースだが、最初のうちは下り坂をどんどん下ってしまうので、本当は近道なのではと疑ってしまう。
コースの途中には「船岩」「蝙蝠岩」「つばめ岩」「狼岩」などと名付けられた巨石が転がり、さながら森の中の秋芳洞といった感じ。退屈する間もなく登山道を出て、車1台が通れそうな砂利道の林道に入る。
道の周囲に咲くツツジを眺めながら歩いているうちに山を出て、道は畑の真ん中で二手に分岐。ここは左折し、今下りてきた白石山を左手に見ながら、さらに広くなった砂利道を歩く。
しばらく行くと登山口駐車場の方角を示す表示板が出てくるので、それに従い森の間の小道を抜けて駐車場に戻る。

「引廻し」コースは巨石めぐりと田園風景の散策が楽しいおすすめルートである。