山名/標高 臥龍(がりゅう)山/1223m
登山日・天候 2005年5月3日(火)・晴
行程 聖湖キャンプ場入口(12:30)〜登山口〜菅原林道〜五叉路(13:00)〜展望岩(13:20-13:25)〜山頂(13:35)〜雪霊水(13:45)〜菅原林道〜登山口〜聖湖キャンプ場入口(14:30)

樽床ダムから本ルートの駐車場となる国道191号線沿いの空き地までは、10分足らずで移動できる。
GWでいつも以上に交通量の多い国道から一歩森の中に入ると、いつもながらその深さに圧倒される。新緑は木によってまちまちで、大きなブナの木ほど芽吹きが遅れているように見える。
縦走の直後ということもあり、登山道は記憶にあるよりも急坂に感じられた。息を切らせながらゆっくり歩いているとやがてブナ林の奥を車が横切るのが目につきはじめた。間もなく菅原林道へ。
少し舗装路を歩いてまた森の中へ入る。
林道から再び登山道に入り、少し歩くと五叉路に出る。前回(2002.10)に比べ周囲のヤブが刈られすっきりしたので、知らないと思わず直進してしまいそうな感じ(右画像のいちばん右の道。しっかりとした道が続いているがどこに出るのだろう)。
ここは正面より向かって左寄り、入口の木にテープの巻かれた道へ入る。
道の傾斜は山頂へ向けて再び強まってきた。大きなブナを見つけては「撮影のために」小休止。
上りが緩やかになり、目の前に大きな「展望岩」が現れた。
よじ登ってみると、雲ひとつない晴天に加え数日前の雨で空気中の塵も少ない。
恐羅漢山と十方山の間には吉和冠山がぽっこり頭を出し、下の画像では判らないが聖山の後ろに天杉山、さらに後方には大神ヶ岳と思われる小さな「冠」も見えた。

展望岩から東方向の眺め。高岳は右側の枯木に遮られてよく見えない。
展望岩から10分ほどで山頂に到着。ここも天気のいい連休初日にしては人が少ない。
途中では三組とすれ違い、今は一組が山頂の片隅で休憩中。普段は人が集まっているので登るのを遠慮してしまう大岩の周りががら空きだったので、上に登ってみた。
(左)大岩の上からは北の八幡高原の展望が少し開ける程度。

下山路はその八幡高原側、雪霊水の出る菅原林道終点への道を下る。急坂を10分ほどで下ると、静かな山の中とはうって変わって、水場の周りは人も車も多い。
山頂で飲み干した500mlのペットボトルに帰りの飲み水を補充して、舗装された林道を下る。

しょせん舗装路とたかをくくっていたが、意外やこの道沿いには被写体にしたくなるブナの巨木が多い。良いところに道をつけた・・・いや、ブナにとっては迷惑な話か。森の中を、名水を求める車がひっきりなしに行き来する。
この道は上りルートを折り返すより距離は長いが、傾斜が緩やかで疲れた足には助かる。
30分ほどで大きなカーブの先に(右)の大木が見えてくる。その脇から登山道に入り、ブナ林を下って国道に出た。