高千穂河原駐車場に車を置き、路線バスに乗り込み大浪池登山口で下車、大浪池経由で韓国岳へ登ることにした。 このバスは高千穂河原を08:37/10:57に出発し、えびの高原に09:06/11:26着。料金は大浪池登山口まで320円、えびの高原まで410円。えびの高原に下山し高千穂河原へ帰る逆の便もある(13:00/15:30発)。 |
大浪池までの道は、最初は緩やかな上りで歩きやすい遊歩道だが、次第に傾斜を強め路面も登山道らしくなってくる。周囲は自然林で、紅葉している木々も多い。 25分ほどで避難小屋前に到着、少し進むと韓国岳を水面に映し静かに佇む大浪池が現れる。眺めを楽しんだ後、西回りコースへ。 |
〜高千穂河原ビジターセンターの説明版より転載 |
ガイドブックによると、西回りコースは東回りコースに比べ所要時間が10分余計にかかる。そのせいか、途中では誰にも出会わなかった。晴れ間の中に時折ガスがかかり、眼下の大浪池が神秘的に輝く。 初夏に咲くミヤマキリシマが、何を間違えたかいくつか花を咲かせていた。 登山道は一度鞍部に下り、韓国岳山頂へ一気に高度を上げる。 |
大浪池越しに見る韓国岳は、近くに見えてすぐたどり着けそうな感じだったが、取りついてみると相当な急坂で(えびの高原からの上りよりも急に感じる)なかなか前に進めない。特に急なところには階段やハシゴが取り付けられているが、場所により安定が悪くぐらつくこともあるので気が抜けない。 | |
紅葉はこの急坂のあたりが一番見ごろで、色鮮やか。ちょうど天気も回復し、青空をバックにいちだんと色彩が映える。 振り返ると大浪池の全容を一望。山頂火口湖では日本最大というその大きさが実感できる。 晴れていればその向こうに大隅・薩摩半島や桜島も見えるはずだが、ガスがかかり霞んでいる。天気はまた下り坂のようだ。 |
たくさんの登山者で賑わう韓国岳山頂へ到着。隙を見て写真を撮り、ここからは8月と同じ縦走コースを高千穂河原へ。 ガスが出てきて近くの山々もほとんど見えなくなった。 |
縦走路途中の樹林帯も紅葉していたが、大浪池〜韓国岳ほど色鮮やかではなく、すでに落葉を始めているような感じだった。 林を抜け、色あせた枯野の中を獅子戸岳へ。山頂の先の展望地で昼食を取った。 |
獅子戸岳からひと息で新燃岳へ。曇り空に枯草色の火口、池の色もくすんでいた。 |
新燃岳から中岳へ移動。中岳を覆い尽くしていた草も晩秋の今はすっかり色あせていた。 頂上にはにぎやかな小学生の一団。展望はほとんどなく、少し休んですぐに下山開始。 |
結局、縦走中ずっと高千穂峰の全容を見ることができなかった。明日のマラソンが心配・・・ |